茨城県結城市にある、結城麦酒醸造に行ってきました。

この醸造所は中学校校長を務めていた塚越さんが20197月に醸造免許を取得し創業、翌月に販売開始しました。研修は栃木マイクロブルワリーで受けたそうです。場所は結城市役所から徒歩1分の所にあるオリエンタルダイニングロータスという飲食店の中にあります。ちなみにロータスは塚越さんの息子さんが経営されているレストランです。

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ロータス店内にある醸造所。この奥に醸造所があります。ロータスでは結城麦酒の樽生を1種類のみ出しており、他の種類は瓶で出しています。

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IPA。色は少し薄めの橙色でSRM7くらい。透明度はやや低く泡立ち泡持ちは良さげ。香りをかぐと、みかんや金柑のような香りがする。口に含むと、アロマ以上にフルーティーなフレーバーで、みかんや金柑に加えパインのフレーバーも感じる。甘くフルーティーなフレーバーの裏に隠れてしっかりとした苦味も感じる。後口にほんのり柑橘香と苦味を残しながらスッキリと消える。美味い。

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キッスエール。結城産のイチゴを使ったフルーツエール。色は橙色でSRM8くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは弱め。店内が暗いからはっきりと分からないけど、もしかしたら少し赤みが勝ってるのかも。グラスに注ぐとイチゴの甘い香りをメインに少しアシッドな香りを感じる。口に含むと、口内いっぱいにしっかりとイチゴの甘みと酸味とを感じ、直後に裏からカーボネーションの刺激を感じて口内がスッとすると、ほんのり糖度高めのイチゴの甘酸っぱさが残る。この手のビールは水っぽい奴がたまにあるが、これはボディもバランス良くある。美味い。

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ヴァイツェン。色は黄色でSRM3くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちはヴァイツェンにしてはとても弱めで粗い。口に含むと、杏のような甘酸っぱいフレーバーを感じる。ボディはライトでドリンカブル。

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柚子エール。色は少し濃いめの橙色でSRM8くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは弱め。運悪くガパオライスを食べてる時に唐辛子か何かを食べて味覚が辛さにクリティカルヒットしてバカになってしまい柚子の風味を雑に感じる。さっきの酸っぱいヴァイツェンに近い味。不味くはないけどベストコンディションで飲んだら美味いと思う。

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コーヒーエール。泡立ち泡持ちは弱め。基本、グラスの管理があまり良くなく、下部が暖かいグラスを持ってこられるし、写真を見て分るように洗浄も十分に出来ていないため、ベストコンディションで飲めていない。コーヒーというか餡子のような甘み旨みを感じる。これはこれで美味い。

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ツムギエール。マルベリー(桑の実)果汁を使ったエールとのこと。色は黄金色〜橙色でSRM67くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは弱い。口に含むと、まったり甘く少しオイリーなまろやかな口当たり。モルトの甘みを感じるが、あっさりした口当たりでドリンカブル。それに加え、これが桑の実なのかもしれないが独特な甘味も感じる。これはこれで美味い。

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