塩原温泉郷の元湯温泉にある、ゑびすやに行ってきました。
塩原温泉郷には11の温泉がありますが、その中で最古であり、塩原温泉郷発祥の地となるのが元湯温泉です。そして、その元湯温泉は834年に空海によって発見された温泉(804年に徳一大師が発見とも言われている)ですが、江戸時代に地震でたった一つの温泉以外の全てが埋没してしまったそうです。で、そのたった一つ残った温泉というのが、今回入ったゑびすやにある梶原の湯。さて、どんな温泉なんでしょうか。
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右が弘法の湯で左が梶原の湯。泉質は含硫黄ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、少し緑がかった薄めの灰色をしています。湯温は梶原の湯が41度くらいと適温ですが、弘法の湯は44度くらいと少し熱めで、しかも間欠泉が噴き出すと46度くらいになります。ちなみに梶原の湯は、源平合戦の際にこの地へ逃れてきた那須与一の親族を追って来た梶原親子が傷を癒した湯なので、そう名付けられたようです。
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弘法の湯にある間欠泉。5〜6分間隔で温泉が噴き出してきます。どうやら浴槽の底にも間欠泉と通じてる湯口があるようで、噴き出す直前になると段々と湯温が熱くなり、そのため『あ、そろそろ噴き出すな』というのが分かります。ちなみに間欠泉があるのは塩原温泉郷で唯一ここだけだそうです。
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