ミッションブルワリーのIPA。



この醸造所は、1913年まで営業していたミッションブルワリーを、元銀行員のダン・セリスが2007年に買い取り再オープンしたもの。セリス氏は子供のころから閉鎖されていたミッションブルワリーを目にして育ち、その名に愛着を持っていたため、自分が起業するに際し、同社を同名のまま復活させたそうだ。なんとも胸熱な話だ。

オリジナルグラスを見ると、会社のロゴマークの入った帆船が2隻あり、1隻は1913から左方向へ、そしてもう1隻は2007から右方向へ向かって描かれている。恐らく、1913年まで活躍した会社の歴史と、2007年から未来に向かって旅立つ会社の姿とを表しているんだと思う。カッコよろス。



さて、今回飲んだIPAは、口に含むとバランスの良い苦みと甘みとコクがする。口に含んだ瞬間はキレ感が来て若干苦味が主張しているが、その後すぐに柿のような甘味と渋みを感じ、コクと渋みを残しながら消えていく感じ。