アンダーソンバレーのホップオッティンIPA。



この醸造所は1987年にカリフォルニア州ブーンビルに、ケネス・アレンが創業した。当初造っていたビールはエール、ポーター、スタウト、ウィートビアで、他社に負けない独特の目立つ味を出すことを目標に醸造しており、その甲斐あってか数々の賞を受賞し人気を博した。1996年には醸造規模を拡大するため醸造所をブルーパブから少し離れたところに移設し、1998年には前年の2倍もの量を醸造するに至った。同社を成長させたケネス氏だったが2010年に引退し、トレイ・ホワイトに売却。ホワイト氏は以前ジェネラルマネジャーを務めていたフォル・アレンをブリューマスターとして再雇用し現在に至る。



さて、今回飲んだのはホップオッティンIPA。口に含むと、中程度のモルティさと強めの苦みを感じ、奥の方でグレープフルーツのような甘さを感じる。けっこうホップが効いており、ホップオッティン(=ホップいっぱい!)の名に負けないホッピーさがあり、香草のような苦みを感じる。