大分県の湯布院にある、ゆふいんブルワリーに行ってきました。



この醸造所は、ゆふいん山水館という旅館が1994年の地ビール解禁時に九州初の地ビール醸造所として設立した醸造所。造るビールは、ヴァイツェンの「ゆふの豊純・淡色タイプ」と「ゆふの豊純・濃色タイプ」、イングリッシュエールの「ゆふの香り」、「スタウト」の4種類。飲める場所は、醸造所に併設されている「ゆふいん麦酒館」のほか、麦酒館横にあるゆふいん山水館内の飲食店や、周辺の飲食店でも飲めます。また、通販もしているので、それで入手する事も可能です。

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今回は醸造所併設の麦酒館で飲みました。そこの営業時間ですが、意外なことに7:00~10:00までと11:30~14:00までのみと夜の営業をしておらず、夜に飲みたければ旅館内、もしくは周辺にある飲食店で飲まなければいけません。ただ、その場合、樽は1種類のみだったり、瓶商品のみだったりらしいので、全種類を樽生で飲みたい場合は麦酒館に行くしかないようです。

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麦酒館はそこそこ大きなところで、団体客が何組も来ていました。醸造施設はレストランから見学できるようになっており、ちょうど職人さんが作業をしていました。

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右から淡色ヴァイツェンの「ゆふの豊純・淡色タイプ」、イングリッシュエールの「ゆふの香り」。

まず、淡色ヴァイツェンは、色は薄めの黄色でSRMは3くらいに見えた。透明度は低い。出される温度が気持ち低めのためか、少しキリッとした口当たりで、鼻孔で感じるフルーティーな香りも抑え目で、スッとしていて飲みやすい。少し低めの温度で出されるのはピルスナー代わりに出すためなのだろうか?当たり前だが、料理と一緒に飲むと味に深みが増していっそう美味く感じる。

次にイングリッシュエールは、色は綺麗な銅色でSRMは8くらいだろうか。透明度は少し高い。口に含むと、しっかりとした苦みと、気持ち目立っているカーボネーションによって爽快なキレ感を感じて口内がスッとする。同時に焙煎香とホップの香りとをほど良く感じて、目立たないが苦みを引き立たせる甘い風味を感じる。爽快なイングリッシュエール(ビターか?)だ。



右から、濃色ヴァイツェンの「ゆふの豊純・濃色タイプ」、スタウト。

濃色ヴァイツェンは、色は少し薄めの銅色でSRMは7~8くらいだと思う。名前から察するにヴァイツェンドゥンケルかと思ったが、ほんの少しローストバーレイを混ぜましたって感じ。透明度は低い。口に含むと、淡色ヴァイツェンよりも鼻孔でフルーティーな香りを感じられて、それと同程度の強さで苦みを感じる。飲み応えのある淡色ヴァイツェンといった感じ。

そしてスタウト。口に含むと、スッとした口当たりでほど良い苦みと酸味、モルトの甘味を感じる。鼻孔にローストバーレイの甘香ばしい香りが抜ける。甘みが長く残り、それを補完するようにある焙煎香と酸味、そしてアルコール感が、甘みとバランスよく存在していて美味い。



最後にもう一度エールを。

今度はロゴ入りのジョッキで出してもらった。



…せっかく名湯・湯布院に来たので、ゆふいん山水館に一泊して温泉を堪能することにしました。由布岳を眺めながらの露天風呂は最高でした。ろんもちで湯上りにもう一杯頂きました。

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翌日、大分市にいる知り合いと会い、大分名産の豊後河豚のコースを。

フグの肝は毒があるから食べられないと思っていたけど、豊後フグの肝は食べられるらしい。刺身で食ったが、これが美味い!肝系(魚限定だが)が大好きなアテクシのなかで全米が泣いた!

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