イースティーボーイズのグンナマッタ・ティーリーフ・IPA。



この醸造所は2008年にステュ・マッキンレイとサム・ポッセンニスキーがニュージーランドのウエリントンに創業した。社名はバンドのビースティボーイズにちなんでいる。常時造るビールは8種類で、この他に四季ごとに季節限定品を出している。また、商品名には音楽や映像、文化にちなんだ名前が付けられているとのこと。造るビールはいくつかの賞を受賞しており、今後の展開が期待できる醸造所である。



さて、今回飲んだのは、グンナマッタ・ティーリーフ・IPA。

色はオレンジ色でSRM値は8~9くらい。透明度は高い。グラスに注ぐと、非常に甘く爽快な、だが少し薄めの柑橘系の香りが漂う(糖分調整していない果汁度が低めのオレンジジュースと言えばいいのだろうか)。少し液温が高くなると、紅茶葉の香りが強く漂うようになる。口に含むと、少し強めの苦みをブワッと感じたと思ったら、直後に、恐らく原料の茶葉に由来するだろう独特な渋みと甘味とを感じ、同時にレモンのような酸味と苦みも感じて口内がサッパリとする。その後、少し苦みの強いアールグレイ紅茶のようなフレーバーが口内に微かに残る。非常にチャレンジングな一品で味も美味い。