ブラウエライ・ライカイムのシュタインビア・オリジナル。



この醸造所は1887年にヨハン・ライカイムがバイエルン州のアルテンクンシュタットに創業した。経営は代々ライカイム家のものが引き継いでおり、ヨハンの後はアンドレアス→アントンに承継され、現在は4代目となるディーター・ライカイムが経営している。スイングトップ式の瓶を使う醸造所としてはドイツで2番目の規模である。



さて、今回飲んだのは、シュタインビア・オリジナル。

色は濃い目の橙色でSRM値は7~8くらい。透明度は低い。泡立ちは良く泡持ちはふつう。グラスに注ぐと、モルティーな甘い香りが少し漂う。口に含むと、少しまったりとした口当たりを感じたと思ったら、カーボネーションによるキレ感を感じるとともに、一瞬だけうっすらとチェリーのような酸味を感じて口内がサッパリとする。この間、ほとんど目立たないがカラメルのような甘みをうっすらと感じる。ちなみにシュタインビアとは、加熱可能なケトルを造れなかった大昔に、その代りに熱した岩石を麦汁に浸して醸造したビールのこと。この醸造方法は世界最古の醸造方法の一つである。