ラングブロイのシェーンブルンナー・ピルス。



この醸造所は1831年にショーンブルン・ブルワリーとしてシュミット家、ゼイター家、ラスプ家がバイエルン州のヴンジーデルに創業。1853年に法人化し、1883年にはラング家も共同経営に参加して、以後、ラング家が経営のかじ取りを担う(この時にラングブロイに社名を変更)。そして1948年にエルンスト・ホプフがラング家の娘と結婚したのをきっかけに、以後はホプフ家が経営を担い、法皇のビールと称される「ベネディクト16世」やエロティックビール等を出荷して有名になった。



さて、今回飲んだのは、シェーンブルンナー・ピルス。

色は薄めの黄色でSRM値は3くらいかな。透明度は高く、泡立ち泡持ちは少し弱めかも。グラスに注ぐと、麦の香ばしい香りが優しく漂う。口に含むと、全体的にほんの少しライトボディのため、苦みとカーボネーションによるキレ感とが弱いものの目立つ。その直後、奥からモルトの甘味とコクとが優しく現れてきて、微かに苦みとキレ感を残しながら静かに消える。

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