ボストンビアのサミュエルアダムス・リーベルIPA。



この醸造所はジム・クークが1984年にボストンに創業した。クーク氏の家系は5代前からビール醸造を行っていた家系で、彼自身は当初ビール以外の仕事をしていたが1984年に家業を継いで創業。コア事業はコントラクトブルーイングだが、ボストンには自社レシピ商品を製造販売するブルワリーがあり、そこで造られるビールのレシピは父がつくったものが多いらしい。そして、そのブルワリーで造られるオリジナルビールの一つが、この会社の代名詞になっているサミュエルアダムスである。



さて、今回飲んだのは、そのサミュエルアダムスのリーベルIPA。

色は橙色でsrm値は7前後か。透明度はふつう。泡立ちい泡持ちはよい。グラスに注ぐと、ホップの瑞々しく深い香りが漂う。口に含むと、モルトの濃い甘味とアルコール度によるまったり感により中程度のボディを感じるが、すぐに爽快なカーボネーションと、その奥で苦みを感じるため甘ったるくなく、かつ重々しい感じはしない。鼻腔に松やフラワリーな香りがぬける。

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