アンカー・ブリューイングのゴーウェスト!IPA。



この醸造所は1854年にゴットリーブ・ブレクルが創業した。その後、1896年にイームスト・バルースとオットー・シェンケル・ジュニアが買収し、社名を現在のアンカー・ブリューイング・カンパニーに変更。さらにその後の1965年に廃業寸前の同社を、あの有名なフリッツ・メイタグが買収し、1975年に黒字転換させた。また、なんと言っても世界中にアンカーといえばスチームと言われるように、同社の代名詞ともなるアンカー・スチームを復活させ、滅んでいたスチームスタイルを再び世に広めた。現在の経営者は2010年4月よりキース・グレッガーとトニー・フォリオになっている。



さて、今回飲んだのは、ゴーウェスト!IPA。

グラスに注ぐと、グレープフルーツ、マスカット、オレンジの香りがする。口に含むと、強い苦みを感じて口内が一瞬重たくなるが、すぐに程よいカーボネーションによってサッパリとする。同時に鼻孔にグレープフルーツなどのフルーティーなアロマがぬける。その後は強い苦みが再び現れ長く残る。苦みが主張しており、その裏でそれに比例してコクを感じるがそこそこドリンカブル。苦みを楽しめる一品。

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