クラックス・ファメンテーション・プロジェクトのキャスト・アウトIPA。



この醸造所は2012年にラリー・シドルがオレゴン州ベンドに創業した。シドル氏は元デシューツ・ブルーイングのマスターブルワーで数々の賞の受賞経験のあるベテランブルワーだが、経営経験がない為、ベントにある半導体メーカーで経営経験のあるルッセル・クリクラフトを社長に迎え創業した。つくるビールはピルスナーやベルジャンエールなど様々あるがバレルエイジさせた商品も多い。



さて、今回飲んだのは、キャスト・アウトIPA。

色はくすんだ黄金色でSRM値は7くらい。透明度はやや低く、泡立ち泡持ちはよい。グラスに注ぐと、パインやレモンのようなフルーティーな香りを強く感じる。口に含むと、しっかりとした苦みとコクを感じ、鼻孔を渋柿やマンゴー、パイン、グレープフルーツを思わせる香りがぬける。苦みが目立つが、モルトの甘さを裏でしっかりと感じるため、苦々しいだけではない(とは言え、けっこう苦い。)。ジューシーな肉料理やこってりした料理に合いそう。

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