トゥーハーのドゥンケル。



この醸造所は1672年にニュルンベルグ初のウィートビール専業の醸造所として、バイエルン州ニュルンベルグに誕生した。1806年に社名を王立バイツェン醸造所と変えるが、半世紀後にトゥーハー家が買収して現在の社名になる。1855年に設備を近代化したのをきっかけに規模を拡大し、現在では約25の国に輸出するほどになっている。現在はラーデベルガーの傘下にある。



さて、今回飲んだのはドゥンケル。

色は黒に近い濃い琥珀色でSRM値は20前後か。透明度は高く、泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐと、モルトの甘い香りの中を感じ、その中からホップの瑞々しく、少しカラメルやフローラルな香りが溢れだす。口に含むと、苦みによるスッとした爽快感を感じ、鼻孔にホップの瑞々しい香りがぬける。その直後、微かに酸味を感じ、その奥からカラメルのような甘みが薄く現れ全体を覆ってくる。

c41ef8e2.jpg