神奈川県川崎市の川崎区本町にある、東海道BEER川崎宿工場に行ってきました。



この醸造所は約1週間前の12月21日に開業したブルーパブで、場所は京急川崎駅から徒歩10分ほどの所にあります。本業はサッシを製造している会社で、その事業の一環としてブルーパブを開業したそうなのですが、驚いたのが醸造責任者の名前です。その名はなんと田上達史。風上麦酒製造の元オーナー兼醸造長です。

風上麦酒製造といえば、個性的なビール造りで定評があるものの、供給量が少ないため知る人ぞ知る醸造所でした。アテクシもなんとか定番3種類を入手し飲んだことがあるのですが、いずれも複雑なスパイシー感があって、まさに「ホップの魔術師」と思わせる味でした。が、2018年1月に販売停止。もう飲めないのかと落胆していたらこの情報です。ワクテカしながら訪問しましたよ。

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IPAの1623。正直、らしくない味だったけど美味かった。

この他に、黒い弛緩というポーター?があった。口に含むと、クローブのハーブの風味とチョコレートのような甘苦い風味がして、同時に程よいカーボネーションの刺激とキレにより口内が爽快になる。鼻腔にクローブの香りがかすかに抜ける。美味い。これは風上の時の味に近かった。

ちなみにグラスに勝虫のサンドブラスト?がされてるけど、入口の扉にも勝虫の透かし彫りがされてた。川崎なのに江戸っぽくてクールでカッコいい。

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醸造所はけっこう立派な設備が揃えられているぽかった。田上さん御本人と色々話させてもらったんだけど、ついでに醸造所を見せてもらえるようお願いしようと思ったが、他のスタッフの方に調理の仕方を教えていたので遠慮してしまった。ちなみに料理も提供しており、おすすめは番頭さんのつくる各種の燻製料理です。

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