リーフマンのグーテンバンド。

「世界で最も複雑な味わいを持つビールのひとつ」とのこと。このビールはいわゆるプロビションビールで、普通のビールだと貯酒タンクで1~2ヵ月熟成させるのに対し、このビールは6~8ヶ月熟成させた後に若ビールとブレンドして瓶詰めし、さらに10年ほど瓶内で熟成させられるというものです。ちなみに今回飲んだこれは2011年に瓶詰されたものを2011年に購入し今まで冷蔵庫保管していたものです。いや、寝かせていたわけではなく、単にベルギービールに興味が無くなったから放置してただけなんだけどね。。。
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青い紙の外袋を脱がすと、コルク栓された瓶が登場。静かにコルクを抜いて注ぎます。色は焦げ茶色でSRM値は17くらい。透明度は高く、泡立ち泡持ちは弱い。香りをかぐと、醤油、熟したチェリー、干しブドウ、ワイン樽の香りがする。一瞬「ランビックみたいな味か?」と思ったが、口に含むと、ランビックのような酸味やサワーエールのような酸味と爽快感、それに木の実のような甘さを感じるが、直後にスッと酸味がほど良く弱まって、鼻孔に干しブドウや熟したチェリーのような甘酸っぱい香りがぬける。本当は酸味が強いと思うが、どうもその裏にモルトの甘味があるようで中和しているっぽい。飲んだ直後に酸味が急に弱まる要因がそれだと思う。肉料理に合うと思う。それこそ赤ワイン代わりに肉料理に合わせるとイイかも。
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