クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2012年08月

アンカーのブレックルズブラウン。





ビアフェスで飲んで気に入ったので買ってみた。

ラベルを読んでみると、アンカー創業140周年を記念して造ったシングルホップのブラウンエールで、シトラホップを使うことで重みが無いのに深く芳醇な味に仕上げてるとのこと。また、現在のブリューマスターであるマークカーペンター氏が、初代ブリューマスターであるゴッシルブ・ブレックルズに思いをはせて造った品らしい。

口に含んでみると、まずカラメルを思わせる甘さがするが、すぐにスッとして口内がさっぱりする。うっすらとブラウンエールっぽいコクが余韻として残る。














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ヴァルドシュミットのヤコビヴァイス。





数あるヴァイスの中でも香りの広がりが強い方で、グラスに注ぐと結構広い範囲までバナナやバニラのような甘い香りが広がる。ヴァイスの中には甘さの中に酸っぱい香りがするものもあるが、これは甘い香りしかしない。甘ったるい味か?と思ったが、口に含んでみると柔らかい酸味と弱い苦みが前面にでて口内に広がり、奥の方で甘みが弱く漂っていた。そのため最初の印象と違い甘ったるくなく、後口もスッキリしていた。

このビールはバイエルン郊外のエシュルカムで造られているビールで、商品名のヤコビとは、この地で生まれた作家の名前。そして彼こそが、オクトーバーフェストで行われる民族衣装のパレードを考案した人でもある。ちなみにラベルにある顔写真の人物はヤコビさんではなく、ヴァルドシュミットを創業したホランド・マクシミリアン・シュミットさんのようだ。














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シュモルツブリューイングのコニーアイランド・マーメイドピルスナー。





ペールエールを思わせる華やかなホップの香りがする。

ラベルを読むと、このビールは7種類のモルトでつくった麦汁に4種類のスパイシーなホップを投入して、その内アマリオホップ・クリスタルホップをドライホッピングして造ったとのこと。口に含んでみると、柑橘系を思わせる甘み、苦み、渋味が複雑に絡んだ口内に広がり、その後すぐにシトラスの様なサッパリとした印象が与えられたと思うと、静かに複雑な味を小さくしながら消えていく。

口に含んだ瞬間から消えて無くなるまでの間の複雑な味に、注意が惹き付けられてしまうので、個人的にはマーメイドよりもセイレーンのほうが商品名としてふさわしい様に思った。














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バイエンシュテファンのコルビニアン。





ドッペルボックとのこと。

なのでアルコール度は7.4%

ドッペルなのでそこそこ強めのアルコール感と甘さがするかなと思ったけど、意外と強いクセは無くなく飲みやすかった。ボックらしいコクのあるザラメの様な甘み、少しブドウというか赤ワインを思わせる味もした。だが、後口はスッとしており甘ったるくない。まあ多少残るけどね。














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カールシュトラウスのウッディゴールドラガー。





甘く少し酸味のある果実のような香りがする。

飲んでみると、薄めた甘露飴のような少しコクのある甘さがしてすぐに弱くなる。ラベルには、キャンプファイヤーや雪遊びした後に飲んで楽しんでくれい!的なことを書いてたが、たしかにこの甘みは遊び疲れた後の栄養補給にもってこいかもね。
















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ツィラタールのツヴィッケル。





麦の爽やかな香りと甘い香りがする。

口に含んでもまろやかで少し厚みのある麦の甘さと苦みが口内に静かに広がる。たまにハチミツを思わせる甘みもした。










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バイエンステファンのへーフェヴァイスビア。





香りはバナナやクローブの甘い濃い香りがするが、口に含んでみると酸味が強く、甘ったるく感じない。しだいにまろやかになってフルーティーな味がしてくる。
















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ヒルシュブロイのホルツァービア。





ヴァバリアビールとのこと。

カラメルを思わせる甘さがする。中程度のボディに弱めの炭酸の刺激のため次から次へと飲める。














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さて、前回書いたピルスナーうんちくの続きです。

ジャーマンピルスナーには、クラシックピルスナー、ザウアーレンダーピルスナー、南ドイツピルスナー、ハンゼアティシュピルスナーの4種類があります(ちなみにドイツではビールをシュタルク、スペツィア、フォル、シャンクと4分類しており、ピルスナーはフォル)。それでは以下にそれぞれの詳細を。





まずはクラシックピルスナー。

ボヘミアンビールに分類されます。ちなみにボヘミアンビールとは、ボヘミア地域(チェコ)発祥のビールのこと。あれ?なぜドイツのピルスナーなのにボヘミアンビールに分類されるんでしょうね?その理由としてクラシックピルスナーの起源があります。前回の記事で「ピルスナーの起源はボヘミアのピルゼンで生まれたピルスナーウルケルである」と書きましたが、このクラシックピルスナーは、そのピルスナーウルケルを真似てドイツで造られるようになったものなので、ボヘミアンビールに属するのです。そのため味もボヘミアンピルスナーに少し似ており、豊かでコクのある口当たりが特徴です。有名なビールとしてラーデベルガーがあります。





次はザウアーレンダーピルスナー。

ドイツの西方、ラインラント周辺で造られるピルスナーです。少し薄めの味で苦みも少ないですが、そのため麦の甘さや香ばしさを際立って感じられ、またドライ感も強く感じるのが特徴です。色が薄いので4種類を見比べた際にすぐにわかるのも特徴です。有名なビールとしてヴァルシュタイナーやビットブルガーがあります。







次に南ドイツピルスナー。

申し訳ない。聞いたことがあるだけで「このビールは南ドイツのピルスナー」と謳ってるのを飲んだこと無いのです。もしかしたら場所的にレーベンブロイがそうかもしれない。ところで日本地ビール協会の教本に「へレスはピルスナーのミュンヘン版」とある。もしそうなら南ドイツピルスナー=へレスなのかもしれず、もしそうならシュパーテンやアウグスティナ―が有名ってことになります。



ハンゼアティシュピルスナー

北ドイツピルスナーとも言います。醗酵度が高いためかドライ感が強く(4種類の中で一番強い傾向がある)、またホップの苦みが特徴です。有名なビールとしてイェーバーやフレンスブルガーがあります。
















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ビールといえば黄金色で透き通っている…

…そう思う方は多いと思います。ですが実は1840年代まで全てのビールは、こんな感じに↓黒めか濁ったものでした。



そこに登場したのが、この↓ピルスナーウルケルというビール。

これは世界で初めて開発された黄金色に透き通るビールで、現在、世界で飲まれているビールの多くがこれを真似たピルスナーというスタイルとなっています。もちろん日本で飲まれているアサヒ・サッポロ・サントリー・キリンの黄金色したビールも、一応、ピルスナーということになってます。でもここで「ああ、なんだ、ピルスナーってのはいつも飲んでるあのビールのことか」と思わないでください。というのも、ピルスナーとは、単に黄金色をしたビールではないからです。



では、どんなビールをピルスナーというのでしょうか?ビール評論の大家・マイケルジャクソン氏の定義によれば「初期比重、モルトのキャラクターのソフトさ、そして特にホップのドライ感とブーケがボヘミア産のオリジナルに近いビール」だそうで、詳細に述べると「初期比重が11.25~12.5プラートの糖醗酵が抑制されたもので、アルコール度が5度前後。ボヘミア産ジャクテ地域のザーツ種のホップ(またはドイツ産ハラタウ地域品)を使用しており、ビタリング用/フレーバリング用ともにホップが効いていなければならず、40BU以上の苦みを目標に造られたもの」だそうです。ちなみに、ボヘミア産のオリジナルとはピルスナーウルケルのことです。

つまりピルスナーとは、原料・醸造過程・味がピルスナーウルケルのそれに近いビールで、それ以外の黄金色のビールはピルスナーと銘打っててもピルスナーではないようです。これについて同氏は、ピルスナーの醸造方法が口当たりのいい安物ビール造りに応用されて、これといった特徴のないビールが世界に普及しており、時には「ライト」や「ドライ」にしていっそう質を落としていたり、ピルスナーではないのに厚かましくもピルスナーと銘打っているものがあると嘆いています。個人的には、ライトもドライもそれはそれで楽しめばいいじゃんと思うのですが、きちんと区別して飲むのもまた一興だと思います。

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さて、自転車にもMTBという種類のなかにDH用やXC用など細かい分類がありますが、ビールのピルスナーという種類の中にも細かい分類があります。分類方法は色々あるようですが、有名な分類としては、ボヘミアンピルスナーとジャーマンピルスナーの2分類があります。前者はボヘミア地方で造られたピルスナー、後者はドイツで造られたピルスナーという事です。で、前者についてはピルスナーウルケルやガンブリヌスなどが有名なんですが、後者についてはさらに4分類され、それぞれに有名なビールがあるんです。この話はそのうち…。
















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