クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2014年01月

PTバリハイのバリハイ・プレミアムラガー。



この醸造所はフィリピンのサンミゲル社が1975年にインドネシアに設立した。親会社であるサンミゲルの商品を生産するほか、アサヒ、レーベンブロイのライセンス生産も行っており、また、バリハイ、ディアブロ、パンサーといったオリジナルブランドのビールも生産している。



さて、今回飲んだのはオリジナルブランド製品の一つであるバリハイのプレミアムラガー。

口に含むと、けっこう甘い麦の味を感じると同時に、カーボネーションによる爽快でスパイシーなキレ感、その裏で控え目に苦みを感じる。また、恐らく原料に使っている穀物の影響だろうが、薄っすらと独特のコクと言うか味もする。その直後、スッとして消える。














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21stアメンドメントブルワリーのビターアメリカンペールエール。



この醸造所は2000年にニコ・フレッチャーとショーン・オサリヴァンが創業した。創業の地はサンフランシスコで、2人はこの地区が禁酒法制定以前にビール醸造の一大産地であったことから、自分たちが醸造するのに相応しい地であるとしここで創業することにした。造るビールはアメリカらしく、反骨的と言うか自主独立の精神に満ちたコンセプトに基づいたものが多い。



さて、今回飲んだのは、ビターアメリカンペールエール。

SRM値は6前後か?口に含むと、強めの苦みとコクが口内を覆い、それに負けないくらいカーボネーションによるキレ感も感じる。たまに薄っすらと柑橘系の甘味も感じる。後口にコクと苦みを残す。
















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ブリュードッグのデッドポニークラブ。



この醸造所は、弱冠23歳のジェームズ・ワットが2007年4月に創業した。場所はスコットランド北東部のフレザーバラにあり、スコットランド産のモルトを使用して品質のみを重視したビールを少量生産している。創業理由がカッコよく、保守的なビールが増えてきたスコットランドのビール業界を危惧し、自ら至高のビールを造るべくして立ち上げたとのこと。ワシもそんなことやってみたいがな。。。



さて、今回飲んだのはデッドポニークラブというカリフォルニアンペールエール。スタイル名と3.8%という低いアルコール度から察するに、飲み口が軽い爽快なペールエールってところだろうか。SRM値は8~9だと思う。香りを嗅ぐと、柚子に近い柑橘系の爽やかでありながらも渋みや酸味を思わせる香り、気のせいかもしれないが微かにナッティな香りもする。口に含むと、キレ感を感じたのち、薄めの渋みとコクを味わわせて、その後、静かに消える。全体的に薄い。














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軽井沢浅間高原ビールのクリア。



SRM値は5~6あたりか? グラスに注ぐと、麦の甘い香りが広がる。口に含むと、けっこう強めのキレ感を感じると同時に、ほどよい麦の甘みとコクを感じる。その直後、口内がスッとするが、若干甘みを残す。また、原料に由来するだろう穀物っぽいえぐみを若干感じる。ここのビール、けっこう酷評が多かったけど、思ったよりは悪くなかった。














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箕面ビールの、おさるIPA。



SRM値は6前後か?香りを嗅ぐと、マンゴーや柑橘系の香りがする。口に含むと、しっかりした苦みを感じると共に、奥の方でキレ感を感じるため、飲み応えがあるのに爽やかに仕上がっている。かすかに甘みも感じるが、それよりも良質な苦みが美味い。



ピルスナーも美味い。












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レフトハンドブリューイングのナイトロ・ミルクスタウト。



この醸造所は、1993年に、ディック・ドーラとエリック・ワランスが、コロラド州ロングモントに創業した。翌年に操業を開始すると、なんと、その年にグレート・アメリカン・ビア・フェスティバルで2つの賞を獲得し、その後も数々の賞を受賞。創業時は非常に小規模の醸造所だったが、現在はアメリカのクラフトブルワリーのトップ50にランクインするほどに成長している。ちなみに創業時は、インディアン・ピークス・ブリューイングという社名だったが、数週間後に他社が同名をすでに使用していることが判明したため、急遽、現在の社名に変更している。



さて、今回飲んだのはナイトロ・ミルクスタウト。

口に含むと、スムースな口当たりを一瞬感じたと思ったら、モカコーヒーを思わせる苦みと渋みを微かに感じ、その直後にカフェモカのようなマイルドな甘味を感じる。その後、苦みとマイルドさを残しながら消えていく。














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ハイウォーターブリューイングのリオドロ。



この醸造所は2010年にスティーブ・アルチマリとジョン・アンソニーがカリフォルニア州サンフランシスコのベイエリアに設立した。ブランド名はアルチマリ氏のラストネームの意味である高い海(または水)にちなんでいる。アルチマリ氏は前職(ヴァレー・ブルーイング)在籍時にGABFとワールドビアカップでの受賞歴があるベテランブルワーで、アンソニー氏も若干25歳にしてクラフトビールの製造・販売・流通について深い経験のあるベテランである。そんな2人が目指すのは、フルフレーバーで妥協のないビールを造り、ビールオタク達へアピールしていく事とのこと。今後彼らの造るビールが楽しみである。



さて、今回飲んだのはリオドロというベルジャンスタイルゴールデンエール。

SRM値は10前後。香りを嗅ぐと、柑橘系の爽やかな香り、パインやイチゴの甘酸っぱい香り、桃のような甘い香りが複雑に混ざっており、さすがベルジャンスタイルと言った感じ。口に含むと、カーボネーションとアルコール感によるキレを感じるとともに、イチゴや桃を思わせる甘い味と、スパイシー感を感じる。その後、苦みとコクを弱く味あわせて消える。


















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ホフシュテッテンのホフシュテットナー・ピルス。



この醸造所は1449年にオーストリアのザンクト・マルティン・イム・ミュールクライス村に創業した。同地には少なくとも13世紀に醸造所があったようだが、この醸造所はその跡地に宿屋を兼ねて建てられたもので、地元で取れる3種類のホップを使ったビールを造り宿泊者に提供して人気を博した。1847年にグラマー家が引き継いで現在に至っている。



さて、今回飲んだのはピルス。

SRM値は4前後か?口に含むと、ホップの爽やかな香りを鼻腔で感じるとともに、程よい苦みが口内に広がる。その後、すぐにホップの爽やかさを残しながらスッと消える。奥の方で麦の甘味を感じる。
















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カスケードレイクブリューイングのIRA。



この醸造所は、何かオモロイ事をしたいと夢見ていた3兄弟が、17年の構想と試行を経て、オレゴン州のレッドモンドに1994年に創業した。その後、2000年にリック・オラゼッティとドン・クテラが同社を買い取り、現在に至る。造るビールは常時6種類ほどあるほか、季節限定商品も出している。



さて、今回飲んだのはIRA(インディアスタイル・レッド・エール)

SRM値は10前後か?なんかレッドエールのSRM値は20前後らしいのだが、そこはインディアスタイルと言うことで10前後でも問題ないという事だろうか。気になる味だが、口に含むと、レッドエールなので予想した通り若干甘くまったりした口当たりがするものの思ったより弱く、逆にIPAのような苦みとホップが全体的に主張しているのでサッパリ感が比較的強い。また、そのサッパリ感を裏で支えるようにカーボネーションも静かに仕事している。だが、甘さや苦み、ホップの香りのまとまりが良いので、味わいがチグハグになっておらず、飲みやすい一品だった。
















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ヴュルズブルガーのエヒター・ヴァイスビアヘル。



この醸造所は、1643年にフランケン地方のヴュルスブルグに、ヨハンフィリッポ・フォン・ショーンボーンという高僧が建てた。この地は昔からフランケンワインの集積地であったためビールが無く、そのため街の人々はビールを珍しがって好評を博した。1990年代には経営の大規模化に乗り出し、ロイヤルブルワリー、ワーナーブラウ、現在はタスカーと呼ばれているローハーなどを買収するが、2005年にクルムバッハの傘下になった。



さて、今回飲んだのはエヒターのヴァイスビアヘル。

ブランド名のエヒターとは、醸造所のあるヴュルズブルグの司祭領主だったユリウス・エヒターにちなんでいる模様。口に含むと、しっかりした重厚なボディとスパイシーな刺激を感じるとともに、奥の方で甘酸っぱい味を感じる。














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