クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2014年07月

先月中頃の話ですが、北海道の小樽市にある、小樽ビール醸造所に行ってきました。



この醸造所は、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を経営する(株)アレフが運営しており、常時造っているビールはピルスナー・ヴァイツェン・ドゥンケルの3種類と季節限定品とのこと。ちなみに、びっくりドンキーで提供されているビールは別のものらしい。

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3階にある粉砕室(って名前だっけ?)

となりにある原料室から麦芽をとってきて、このミルで砕く。砕かれた麦芽は、そのまま1階にある仕込釜に入る仕掛けになっている。

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で、これが仕込釜。

さっきの粉砕室の真下にあり、粉砕機で粉状にした麦芽が、天井から繋がっている筒を通って釜に入る。このなかにお湯を入れてマイシェをつくる。仕込釜のとなりには仕込槽らしきもの、濾過機もある。

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そして、濾過機から天井近くの中空でつながっている管を通って、ビールがこの発酵タンクに移される。なかには発酵中のビールちゃんが。すくすく育てよ。

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発酵前の麦汁を試飲させてくれました。

なんか、冷やし飴のような、濃い甘みがあるのに比較的さらっとした口当たりの汁でした。

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貯酒タンク。ラガーリングしてました。

いやー、良いもの見せてもらいました。

では、造りたてのおビール様を頂きましょうかねえ。

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右から、ピルスナー、ヴァイツェン、ドゥンケル、ボック。

まずはピルスナー。SRM値は3くらいか。透明度は高い。口に含むと、ホップの爽やかな香りが鼻孔を抜け、ほどよく主張する苦みと、奥で甘みとを感じる。泡がもっちりとしており粘度が高い。造りたて?だからか後口に残るカーボネーションの刺激が強い。

次にヴァイツェン。バナナや杏子を熟して甘くした香りがする。無濾過のため透明度は低い。口に含むと、微かにまったりとした口当たりがし、微かに苦みが目立つ。あまりヴァイツェンらしくない?後口に一瞬だけ酸味を微かに感じた気がする。

次はドゥンケル。SRMは16くらいか。透明度は高い。口に含むと、ロースト麦芽のまったり甘い味を感じたと思ったら、口内がスッとして爽快になり、苦みとホップの香りを感じさせて消える。

最後に季節限定のマイボック。香りをかぐと、少しカンッ!とした、若干アルコール感のありそうな香りとともに麦芽が凝縮されたような甘い香りがする。口に含むと、麦の凝縮された甘い味と、しっかりした苦みがあり飲み応えがある。甘みがしっかりあり、それをベースにして長く残るので、最初から最後までそれが陰でいい仕事してる。

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先月中頃の話ですが、北海道の小樽市で、おたるワイナリービールを飲んできました。



出来れば醸造所見学して飲みたかったんですが、なんかビール醸造所は見学できないっぽかったんで、市街観光のついでに道産ワインの物色と食事ができる小樽バインで飲むことにしました。んで、ここが小樽バイン。

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右がへレスで左がメルツェン。

まずはへレス。SRMは4くらいかな?透明度はそこそこ高い。少し強めのキレとコクを感じ、麦芽の甘みを裏で微かに感じたと思ったら、弱いがしっかりとあるほど良い苦みとコクが押し寄せてきて、じわ~っと消える。

次はメルツェン。色がけっこう暗めだったのでアルトかと思った。透明度は高い。口に含むと、ロースト麦芽の香ばしい甘味とかすかにある苦みとを感じ、口内がスッキリした後、薄めの甘味とほどよく微かにある苦みが続く。たしかにアルトにしては苦みがほとんどないから、やっぱメルツェンなのね。どれも美味かった!


















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サッポロの、黒ラベル・ザ・北海道。



麦芽とホップに北海道産を使った、北海道限定の商品とのこと。

キリンが毎年、一番搾りとれたてホップを出してるが、それと同じようにホップの爽快な香りが鼻孔を抜け美味い。こちらのほうが甘みが多く、ホップの爽快感がダイレクトにくるように思う。とれたてホップは少しマイルドで、こっちはガツンとくる感じか。


























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HUB(ホップワークスアーバンブルワリー)のIPA。



この醸造所は、2007年に、クリスチャン・エッティンガーがオレゴン州のポートランドに創業した。企業理念は「出来るだけ環境に配慮しつつ、世界に通用するビールを造ること」で、造るビールは全てオーガニック。創業の翌年にオープンしたブルーパブで提供を開始すると、各種品評会にも出品し賞を受賞している。また、2011年には、75台の自転車を駐輪できるバイクバーをオープン。天井にいくつものフレームを展示し、カウンターにはキングのヘッドとカラフルなスペーサーで造られたハンドポンプがいくつも設置されている。



さて、今回飲んだのはIPA。

色は明るい銅色でSRM値は7くらい。透明度は高い。グラスに注ぐと、全体的にまったりとした甘い香りがし、そのなかに柑橘系の爽快な香りがする。口に含むと、若干オイリーな口当たりを感じつつ、ホップの爽快かつ甘い香りが鼻孔を抜けて、苦みと甘味を感じる。




















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サントリーのザ・プレミアムモルツ・香るプレミアム。



大手メーカーにしては珍しくエール系とのこと。

色はきれいな黄色でSRMは3くらい。透明度は高い。グラスに注ぐと、甘く爽やかなフラワリーな香りがパアッと漂う。口に含むと、芳醇な甘味とコク、それらを支えるようにあるカーボネーション、裏で目立たないように存在している苦みを感じるとともに、鼻孔をフローラルな香りが抜ける。なかなか美味い。






















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