クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2015年07月

ラングブロイのシェーンブルンナー・ピルス。



この醸造所は1831年にショーンブルン・ブルワリーとしてシュミット家、ゼイター家、ラスプ家がバイエルン州のヴンジーデルに創業。1853年に法人化し、1883年にはラング家も共同経営に参加して、以後、ラング家が経営のかじ取りを担う(この時にラングブロイに社名を変更)。そして1948年にエルンスト・ホプフがラング家の娘と結婚したのをきっかけに、以後はホプフ家が経営を担い、法皇のビールと称される「ベネディクト16世」やエロティックビール等を出荷して有名になった。



さて、今回飲んだのは、シェーンブルンナー・ピルス。

色は薄めの黄色でSRM値は3くらいかな。透明度は高く、泡立ち泡持ちは少し弱めかも。グラスに注ぐと、麦の香ばしい香りが優しく漂う。口に含むと、全体的にほんの少しライトボディのため、苦みとカーボネーションによるキレ感とが弱いものの目立つ。その直後、奥からモルトの甘味とコクとが優しく現れてきて、微かに苦みとキレ感を残しながら静かに消える。

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アポステル・ブラウのディンケル・ボック。



この醸造所は1890年にルディ・ヒルツがバイエルン州のハウゼンベルグに創業した。以後、5代にわたってヒルツ家の者が醸造を続けており、現在はルドルフ・ヒルツが経営している。1989年に発売したディンケル(スぺルト)小麦を使用したビール等が人気を博したことで小規模醸造所ながら有名である。



さて、今回飲んだのは、ディンケル・ボック。

パン小麦の原種にあたる古代麦・ディンケル(スペルト)小麦を使って造ったボックとのこと。色は少しくすんだ銅色。透明度は低く、泡立ちはかなり良く泡持ちはふつう。どうも瓶内発酵させているようで、抜栓したとたん泡が噴き出してきた。グラスに注ぐと、ラベンダーを思わせるフラワリーな香りがする。口に含むと、抜栓時の泡立ちから想像できた通りボックとは思えない強いカーボネーションを感じ、同時に木の実系の甘酸っぱさを軽く感じる。ボディやIBU値は高めなんだろうけどカーボネーションによる爽快感が強いため、そんなに高く感じないと思う。その後、モルトの甘味を軽く感じる。液温がけっこうぬるくなってはじめてボックらしい濃い甘みがでてくる。

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ロコビアの佐倉スチーム。



あらやだ!なにこれ美味い!

久々に当たりのカリフォルニアコモンが飲めました。

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7シーズ・ブリューイングのルードパロットIPA。



この醸造所は2008年にトラヴィス・ガーターソンとマイク・ルニオンがワシントン州のギグハーバーに創業した。造るビールはエール系が多く、季節限定品も出している。



さて、今回飲んだのは、ルードパロットIPA。

色は綺麗な銅色でSRM値は8くらい。透明度は高く、泡立ち泡持ちはふつう。グラスに注ぐと、モルトの甘い香りとホップの爽快な香りとが共に軽く漂う。口に含むと、ほど良いカーボネーションによるキレ感と苦みを感じ、奥で苦みをよく感じられる。ほんの少しドロっとした口当たりで、苦みに相応しいほど良いボディ。鼻腔に様々な果物を思わせるトロピカルな風味(なんじゃそりゃw)がぬける。恐らく苦みは結構強いのだろうが、このトロピカルというかフルーティーな風味のおかげで実際よりも強く感じないようになっていると思う。

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ローイードップのオット・ザ・イクスプロイヤー。



この醸造所は2012年にオランダのユトレヒトでマーク・ストゥルーカーが創業した。醸造所と言ってもファントムブルワリーなので自前の工場は持っておらず、これまでにオランダ、イングランド、デンマーク、ブラジルなどで委託醸造を行っているらしい。



さて、今回飲んだのは、オット・ザ・イクスプロイヤー。

色は濃い銅色でSRM値は10くらいかな?透明度は低く、泡立ち泡持ちは良い。口に含むと、比較的強めの苦みを感じ、モルティな少しドロっとした口当たりと、玉ねぎのような甘さと苦み、それに様々な果実を熟成させて凝縮させたような風味も少し感じる。鼻腔にグラッシーな風味がぬける。

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マースのヴァイスボック



この醸造所は1602年にペーター・ツゥィルダーがバイエルン州のバンベルグに創業した。当初は小さなホテルを兼ねた醸造所だったが次第に大きくなり1670年に法人化。その後、1895年にミシェール家が買い取ると、1957年に現在のマースとなる。その後、商品開発と改善に取り組み、2007年には世界で最も優秀な醸造所、2010年にはヨーロピアンビアスターアワードで金賞を受賞した。



さて、今回飲んだのは、ヴァイスボック。

色はかなり黒めの茶色だがまっ黒ではない。透明度は低く、泡立ち泡持ちは弱い。グラスに注ぐと、木の実のような甘酸っぱい香りが漂う。口に含むと、酸味を感じるが、同時にカーボネーションによるキレ感と、ローストされたモルトの香ばしさと苦みがあるため、全体的にまとまりがあるように思う。酸味が目立つが、特に主張しすぎているわけではない。甘味らしい甘味は感じないが、酸味の裏で木の実のような甘みを感じる。

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スチュワート・ブリューイングのホリールード。



この醸造所は2004年にスティーブ・スチュワートとジョー・スチュワートがスコットランドのエジンバラに創業した。作るビールは最高品質のビールを提供するという方針のもと、各スタイルのビールを造っている。



さて、今回飲んだのは、ホリールード。

色は少しくすんだ黄金色でSRMは5~6くらい。透明度は高い。泡立ち泡持ちもよい。口に含むと、ホップのほど良い苦みとグレープフルーツのような柑橘系の風味、それにグラッシーな風味も微かに感じる。口に含んだ瞬間からときおり程よいキレ感があるため口内はスッキリ。後口に苦みと少しグレープフルーツの風味が残る。

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ホントにそうだと思います!

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Y.マーケットブリューイングのヒステリックIPA。



色は橙色でSRM値は8くらいかな。透明度は高いというか、酵母等の沈殿物が細かく液内に広がっており無濾過なことがわかる。泡立ち泡持ちもよい。グラスに注ぐと、青リンゴのような爽やかで瑞々しい香りが漂う。口に含むと、マンゴー、パッションフルーツ、青リンゴのようなフルーティーな味を少しずっしりと感じ、その裏でしっかりとした苦みを感じる。その後、口内が苦みとフルーティー感とで一杯になり、次第に消えていく。

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ヘリオスのゴーヤードライ。



少し薄めの黄色、透明度はかすかに低いかも。口に含むと、ゴーヤーの苦みがイイ感じに効いてる。はじめは普通にホップによる苦みを感じるが、その後にじわじわとゴーヤーの苦みを強く感じる。独特のコク(副原料のゴーヤーによる?)があるが、クリアーでドリンカブル。

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