クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2020年09月

兵庫県丹波篠山市の住吉神社に、重森三玲作の庭があるとのことで行ってきました。

この神社は1081年に大江匡房が摂津国の住吉大社から分霊して創建。江戸時代には歴代の篠山城主の庇護を受け、現在に至っています。場所は福住という地区にあり、372号線から1つ南に入った道沿い、篠山東雲高校の北にあります。

庭は社務所の裏にあり、氏子総代を務める野々口氏の要請を受けて1966年に作庭したとのこと。ちなみに重森三玲は本休寺や如月庵など近隣でも作庭していますが、そのきっかけをつくったのも野々口氏だそうです。
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第四代篠山城主・松平康信が修復した本殿。本殿前に伸びている赤松?が見事で、とても清々しい気持ちになりました。しかも参拝してこの写真を撮っていると、晴天の中から清めの雨が降ってきていっそう清々しい気持ちに。何か良いことがありそうな気がします。
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本殿の隣に社務所があり、その裏手に住之江の庭があります。
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で、これが住之江の庭。住吉大社が海の神であることから、大海と蓬莱神仙の世界を表現しているそうです。大きな白いセメントで作られた大波と白砂が雄大な大海を、7,5,3,で組まれた立石が蓬莱神仙をよく表しており、中央にポツンと置かれた小さな舟石と苔の島がその対比として置かれ、大海の雄大さと蓬莱神仙の深淵さを引き立てています。
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奥の竹垣は住之江の漁村で見られる網掛けを表現しているとのこと。竹垣に何かを表現する手法や白いセメントで波紋等を表現する手法はここだけでなく東福寺龍吟庵の庭にも見られます。
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社務所の玄関側にも庭がありました。住之江の庭の導入的な役割とのこと。大海への出発点となる漁村といった感じか。
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こちらにも網掛けの竹垣があります。
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ちなみに庭園は通常非公開ですが、神社での各種イベント時には公開されます。で、イベントの一つとしてビアガーデンがあるんですが、実は神社から徒歩数分圏内に2つのクラフトビールブルワリーがありまして、そのうちの一つ丹波篠山ジグザグブルワリーではビールの持ち帰り購入ができるのでお勧めです(事前電話したほうが確実)。また、近くに古民家を改装したホテルがあるのですが、ビアガーデン時にはここに宿泊するのがおススメです。

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色は漆黒。泡立ちは弱く泡持ちはしてるかも。グラスに注ぐと、チョコレート、メープルシロップ、バニラの甘い香りがする。口に含むと、まったりした口当たりの中から、メープルシロップなどの濃い甘味を感じるが、同時にスッとしたキレ感を感じて口内は爽快。その後にほんのり苦味を感じて、甘味とキレ感と苦味とがバランスよく残る。

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2017年ニューヨーク醸造協会主催のコンペで最優秀賞を受賞したピルスナー。色は薄めの黄色でSRMは3くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちともにふつうかも。グラスに注ぐと酵母の香りがする。口に含むと、ほどよい強さだが刺すような刺激のあるカーボネーションによるキレ感を感じ、鼻孔に酵母の香りがぬけ、モルトの甘味を感じる。

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地元鳥取市産の桃を使ったビール。色は少しくすんだ明るめの銅色でSRM8くらい。透明度は少し弱く泡立ちは良いが泡持ちはちょい弱め。グラスに注ぐと、たしかにうっすら桃の香りがする。口に含むと、粗いけどそこそこ勢いのあるカーボネーションの刺激、少し梅を思わせる酸味を感じて口内がスッキリとし、鼻腔に桃の香りがぬける。

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チェコのロイヤルチェコの日本限定ラベルのピルスナー。色は黄金色でSRM5くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは良い。口に含むと、北ドイツピルスナーっぽいドライさ、ザウアーレンダーピルスナーっぽいライトさ、ザーツっぽい苦味とグラッシーさがあるけど、それより柑橘っぽい風味をほんのり少し強く感じる。

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モルト感強めだけど、それに負けないように苦味もある。

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カレー研究家の一条もんこが監修したカレー。
食べるとハチミツ(入ってないけど)と玉ねぎや人参の甘みを感じる。ハチミツに思える甘みはバナナ由来なのかも。カレー粉の小麦が多めなのかまったりした口当たりで、ターメリック多めなのか辛さはあるが苦味に近くそんなに目立たず、甘みとまったり感を良い感じに引き立ててる。美味い。

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吉祥寺のハモニカ横丁で、5人入ればぎゅうぎゅうになる狭さの店舗で営業していた伝説のカレー屋・ピワンのカレー。ルーはサラサラしており、食べるとココナッツミルクをメインにローリエなどの風味を感じ、生姜やニンニクの辛さを感じる。その後、魚醤や海老の風味を辛さの中から感じる。

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荻窪にあるマレーシア料理店が作るマレーシア風カレーの一種みたい。封を切るとココナッツミルクの甘い香りと一瞬マトンかと思う香りがする(マトン入ってないけど)食べると、生姜のシャキシャキとした食感と生姜の辛さを感じ、鼻孔にレモングラスや生姜の香り、ココナッツミルクの香りがぬける。

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兵庫県の丹波篠山市にある本休寺に、重森三玲作の庭があるとのことで見学に行ってきました。

この寺は戦国時代にこの地を治めていた籾井氏の菩提寺で、江戸時代に再興されて現在に至っているそうです。現在は(当時から?)曹洞宗の寺ですが、境内には八幡社もあり、寺の住職が八幡社の行事も執り行っているそうで、この地では廃仏毀釈の影響を受けず神仏習合が続いているようです。

場所は福住の町並みの北にある本明谷の中腹、372号線からベルグリーンカントリークラブへ通じる道の途中に参道入口があり、そこを登って行ったところにあります。参道入口には左右に石碑があるので、これを目印にするといいでしょう。
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石碑には重森三玲作庭との記載があります。重森三玲は氏の晩年にこの周辺の数ヶ所の庭園を手掛けており、1974年にこの庭も作庭したそうです。境内には本堂と、八幡大菩薩と観世音菩薩を祀ったお堂がそれぞれあり、庭は本堂横に1つ、両菩薩を祀ったお堂前に1つの合計2つあります。
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で、これは菩薩堂前にある庭。おそらく皐月だろう刈込が均等に並び、その奥に枯山水庭園があります。八幡の庭と観音の庭があるそうですが、どっちがどっちか分かりません(笑)
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立石と大きな切株、晩年の重森三玲らしい石を敷き詰め、かつ色付けされた河が見える。切株は何かを意図して置いているのではなく、数年前までは本当に大木が立っていたが枯れて切り取った跡らしい。けど、これはこれで立石効果があっていいかも。
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この角度からだと河の様子がよくわかる。重森三玲らしいモダンさ。河かと思ったけど、赤に青い石(阿波石?)の映えるコントラストは何かのパワーを表してるようにも思える。また、力ではなく、もしかしたら雲海を表してるのかもしれない。よく見ると白壁にも波が描かれているが、もしかしたら山々なんだろうか。
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本堂横の庭。3.2.2.3と立石が配置されている。さっきの庭と比べると静かな印象を受ける。こちらの壁にもよく見ると波か山脈のような模様が描かれている。
憶測だが、さっきの庭はこちらの庭と比べて荒々しいので、戦の神である八幡大菩薩にちなんだ八幡の庭、こちらの庭は静かで安らぎを感じさせるので観音の庭だと思う。
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