クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2021年02月

福島県にある飯坂温泉の平野屋旅館に投宿しました。

飯坂温泉は鳴子・秋保とともに奥州三名湯に数えられる名湯で、2世紀頃にはヤマトタケルが、17世紀末には松尾芭蕉が立ち寄ったとされる歴史ある温泉地。特色のある温泉宿も目玉ですが、9箇所ある共同浴場も目玉の1つです。つーこって、宿に投宿する前に自転車で共同浴場巡りをしました。

IMG_3223

IMG_3180
IMG_3182
まずは鯖湖湯。飯坂温泉で一番古い温泉で、松尾芭蕉が入湯したと言われる温泉です。湯温は46度前後と熱い(普通、風呂の温度は42度前後)ですが、熱ければ地元の方に一声かけて加水すればOKとのこと。すでに先客が加水されていたようで熱かったけど入れました。ヒバの木で建てられた浴場は天井が吹き抜けになっていて開放感が高く、熱い湯で体がシャキッとされてリフレッシュ効果抜群でした。IMG_3203
IMG_3206
鯖湖湯のそばにある鯖湖神社。正岡子規が訪れた際に句を詠んだとのこと。奥にある塔みたいなのが恐らく源泉。
IMG_3208
飯坂温泉発祥の地碑。
IMG_3209
次は切湯。切り傷に効能があると言われる温泉です。道からは建物が見えず、この看板が目印なので見過ごしやすいです。
IMG_3210
地下に続く階段の先に温泉があり、ワクワクさせられます。
IMG_3211
浴槽は3人入ればギュウギュウ詰めになる大きさで、とにかく湯温が熱い。温度計を見ると49度で加水したかったけど、観光でお邪魔してる身としては地元民に迷惑かけたくないので我慢して入りました。まあ、かなり暖まれて良かったけど。
IMG_3212
切湯は川沿いにあって、川の反対側から切湯を見るとこんな所にあります。
IMG_3215
波来湯。約1200年の歴史がある温泉で、飯坂温泉の他の湯にしては珍しく熱い湯の他にぬるい湯があります。けど全然ぬるくなく熱い(笑)
IMG_3187

ちなみに波来湯は切湯と川を挟んだ反対側にあります。これは切湯から見た波来湯。

IMG_3213

導専の湯。住宅街にある、まさに地域住民のための湯って感じです。なぜか浴槽にウサギのモニュメント?があるんですが、それが天体戦士サンレッドに出てくるウサコッツにそっくりでした。あのウサギは何なんだろう。

IMG_3221

仙気の湯。ヘルニアに効くとのこと。地元のじいちゃんに話しかけられたけど、訛りが分からなくて適当に相槌打ちながら話してたら、いよいよ話が通じなくなってきたので退散しました(笑)
IMG_3222
飽きてきたので、そろそろ宿に投宿します。ちなみに今回行かなかった他の温泉はこちら


・天王寺穴原湯。皮膚病に効能があるとのこと。徒歩25分ほどかかるらしいので断念。

・大門の湯。福島盆地を一望できる温泉で、城の大門跡にあるから大門湯とのこと。面倒くさくなったので断念。

・八幡の湯。八幡社の近くにある温泉。面倒くさくなったので断念。

・十綱の湯。十綱橋のたもとにあるからこの名前とのこと。まったく十綱橋のたもとに無く、電車で一駅離れたところにあるので断念。

IMG_3189

投宿したのは平野屋。波来湯の真向かいにあります。建物は奥に広がっており、かるくダンジョンになっています。

IMG_3220
部屋。ガスヒーターが標準装備されてて助かった(今まで泊まった湯治宿は別料金払って用意してもらわないといけなかった)
IMG_3217

部屋から眺められる庭。階段上がって2階のこの部屋に来たはずなのに何故に庭と地続きになってるんだろう?それにしてもこの庭、せっかく良い石灯籠や池に橋、築山には三尊立像の石組みがあるのに全く手入れをしておらず荒れ放題になってるのが残念。タダで良いからワイが手直ししたい。

IMG_3218

温泉。共同浴場とは違って適温のお湯。恐らく42度くらいでゆっくりくつろげました。

IMG_3228

IMG_3229

晩飯。量多すぎ(笑)これでも料理の量少なめのプランを選んでるのに、通常プランだとどんだけ出るんだろう。

IMG_3227

この瓢箪はなんじゃ?と見てみると蕎麦だった。

IMG_3225

IMG_3226
うむぅ。名物の円盤餃子を食べに行こうと思っていたが、腹一杯でもう食えんぞ。餃子はまたの機会にお預けだなぁ。
FullSizeRender
朝飯。飯坂温泉名物のラジウム玉子があった。
IMG_3231

建物や部屋は正直ボロいですが(まあ湯治旅だし、それに他の湯治宿と比べるとかなり綺麗だけど)、温泉と食事と値段(一泊二食付き5000円)を考えるとボロさなんかぶっ飛ぶコスパの良さでした。また来たいです。

IMG_3188

今回の湯治旅のゲスト、クラインQエリートです。コンポは最新の105でサドルはセライタリア・フライトの120周年記念バージョン。ポスト・ステムなどはニットー。ホイールはボントラガーの安物です。またヨロシク!

IMG_3204

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

福島県桑折町にある、半田銀山ブルワリーに行ってきました。


この醸造所は20196月に茨城県にあるつくば食品(株)が設立しました。つくば食品の創業者が桑折町出身で、創業者がワイナリー創業を夢見ていた事と、地元商工会の関係者が若者が集う地域活性化策を模索していたことから、ではクラフトビールをやろう!となって、事業を担う会社(株)Tファクトリーをつくば食品の子会社として設立し、そこが醸造所を運営しています。場所は桑折駅から徒歩5分ほどの所にあります。

IMG_3191

20207月に醸造免許を取得し、ちょうど一月後にブルワリーレストランとなる上町チアーズをオープン。ちなみにブランド名のソルダーは半田の英名とのこと。

IMG_3192
ペールエール。色は橙色でSRM6くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良さげ。口に含むと、マンダリンオレンジ、パインを思わせるフルーティーなフレーバーを感じる。カーボネーションはちょい粗だが細かい感じで柔らかいのに強い当たり方をしてる。甘さをカーボネーションのキレ感が引き立ててる感じ。その裏で苦味が仕事してる。美味い。

IMG_3193

IPA。色は薄めの琥珀色でSRM8くらい。透明度はあるがほんの少し弱いかも。イングリッシュIPAのような飴のような甘さと香草の香りがする。その裏でペールエールよりも強めの苦味をカンッ!と一瞬感じる。全体を通してローストされたような甘香ばしいかおりも感じる。カーボネーションによるキレや苦味も多分強いんだろうけど、ロースト香とその甘みによって中和されてる気がする。美味い。

IMG_3194

王林ペールエール。色は黄色でSRM4くらい。透明度は低く泡立ちは良いが泡持ちは弱め。口に含むと、未熟なりんごの酸味と雑味、早熟くらいのりんごの甘みとを感じ、粗く強めのカーボネーションによるキレ感とを感じて口内は爽快でフルーティーフレーバーでいっぱいになる。

IMG_3196
ソルダーセッション。王林を使ったセッションIPA。りんごのおかげでか、さっき飲んだIPAよりもフレーバーフルでライトボディで美味い。りんごのフルーティーフレーバーとまったり甘さとが良いコラボしてる。けど口当たりはまったり重いわけじゃなく普通。美味い。

IMG_3195

ふくしまエール。福島路ビール・南会津マウンテンブルーイング・半田銀山ブルワリーがコラボして作ったブラックIPA。色は焦げた銅色でSRM18くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは良さげ。口に含むと、りんごやイチゴのフレーバーがする。スッキリドリンカブルで美味い。

IMG_3198

ソルダーブラック。すまん。オーダーミスで貰ったビールを含めて8杯目なので味がわからん。けど美味いよ。ブラックIPAだと思う。

IMG_3199

この日は飯坂温泉に泊まる予定で、車を飯坂温泉に停めたあとに電車でここまで来たんだけど、強風で電車が遅延してたんだよね。んで帰りの便は運休になってたし。仕方ないのでタクシーを呼んで帰ったんだけど、車内でフランク永井の話で盛り上がって地元出身演歌歌手を教えてもらった。その人の名前忘れちゃったけど。

IMG_3202

半田銀山ブルワリーに行くなら、飯坂温泉に泊まって、タクシー呼んで行くのがおススメ。電車で行くより早く着くし、料金も電車賃+1000円くらいだから。ちなみに泊まった宿がこちら。ボロいけどコスパが良すぎる。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

宮城県名取市閖上(ゆりあげ)にある宮城ゆりあげ麦酒醸造所に行ってきました。

IMG_4072


ここは不動産業などを営む原さんが1997年に宮城県亘理町に設立した鳥の海ブルワリーに起源を持ちます。鳥の海ブルワリーは亘理町でビアレストランとして営業していましたが、東日本大震災の大津波で流失し、2013年に岩手県花巻市で台湾火鍋なども提供する夢花巻ビール醸造所として再スタートしました。その後、亘理町の近くである名取市閖上地区に震災復興地区が整備されるのに伴い移転。2020年に宮城ゆりあげ麦酒醸造所を設立し現在に至っています。

IMG_4073


醸造所には飲食スペースがないので、塩釜にある直営店・ビアホール塩釜館に行ってきました。

IMG_3147


ビアホール塩釜館はホテル塩釜&松島の2階にあり、醸造所で作られたビールがこちらまで運ばれ、台湾火鍋やジンギスカン、漫画・美味しんぼで紹介されたソーセージなどと共に飲むことができます。

FullSizeRender

オーダーですが、店員に飲み放題とジンギスカンなどとのセットをおススメされます。たしかにその方が安上がりなので言われるままにオーダーしました。

IMG_3150

ビールは常時5種類ほどあるようで、全てセルフでサーブします。

IMG_3157

作るビールは果物などを使ったフルーツビールが多いです。

IMG_3158

メロン。色は黄金色でSRM5くらい。透明度は高いが少し濁ってるかも。香りをかぐとめちゃめちゃメロンの香りがする。口に含んでも同様にメロンのフレーバーがし、意外としっかりした苦味とキレ感とを感じる。ドリンカブル。

IMG_3148

多分イチゴ?色は琥珀色でSRM8くらい。透明度は高く泡立ちは弱めかも。グラスに注ぐとイチゴのような香り。口に含んでも同様にイチゴのようなフルーティーでほんのり酸味のあるフレーバーがし、スッとした後に少し奥深さを感じる。

IMG_3151

デュンケル。色は濃いめの琥珀色でSRM9くらい。透明度は高い。香りはけっこう複雑な薬膳チックな香りがし、口に含んでも同様に薬膳チックなスパイシー感がする。独特な苦味と風味がして美味い。ジンギスカンの良い意味での獣臭を打ち消しして、良いシナジー効果を発揮してる。美味い。

IMG_3153

ヴァイツェン。色はくすんだ黄金色でSRM5くらい。典型的なヴァイツェンって感じだけど少しドリンカブルぎみかも。

IMG_3154

りんごエール。色は薄めの黄色でSRM3くらい。透明度はあるがやや低い。他社のりんごビールは酸味強めが多いけど、ここのは少なく飲みやすかった。美味い。

IMG_3155

グレープエール。たしかにグレープの風味がする。美味い。

IMG_3156

ジンギスカン。

IMG_3152

ちなみにここ、アルゴンブルーイングまで徒歩2分(走れば1分かからない?)のところにあります。2軒をはしご酒した後は、ビアホール釜石館の上にあるホテルに泊まれるという好立地です。


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

数々の大会で受賞歴を持つ岡田氏が焙煎したブレンドコーヒー。飲むと、最初に苦味を感じ、それがまろやかなコクに包まれて、奥からスッと酸味が現れるがコクを引き立てるような感じで酸っぱさを感じさせず、苦味を一瞬中和させて口内をスッとさせる。その後、再度ほんのり苦味とコクとが現れてきて長く残る。美味い。

IMG_2922



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

12月の話ですが花巻温泉郷の一つである鉛温泉の藤三旅館に宿泊しました。この温泉は宮沢賢治も入湯した温泉で、何度も各種メディアに取り上げられたことのある名湯。また、小説・足摺岬で有名な田宮虎彦が、小説・銀心中を執筆し、その舞台にしたのがこの宿です。

IMG_2593

IMG_2594
IMG_2595
宿には4つの温泉があり、全てが源泉掛け流し。その中でも一番古く有名なのが、この白猿の湯です。この宿のオーナーの先祖が白猿が傷を癒している泉を見つけてこの温泉を開湯し、その後に宿を開き現在に至ったという、この宿の発祥の元になる温泉です。

IMG_2604

湯船は岩をくり抜いており、深さが役1メートルほどあって立って入らないといけません(とは言っても椅子状になった部分もあります)。天井が3階まで吹き抜けになっており開放感が高い。

IMG_2605

桂の湯。湯は無色透明なアルカリ性単純泉で、内風呂と川に面した露天風呂とがあります。露天風呂はさらに下にもう一つあり、川を眺めながら入れます。写真は一番下にある露天風呂。

IMG_2610

ほかに白糸の湯と銀の湯があるのですが、白猿と桂の露天風呂に何回も入ったので入る時間が無くなってしまいました。残念。この2つは次の機会に楽しむとして、お待ちかねの湯上りビールといきましょうかね。

IMG_2611

ちなみにここが湯治部屋です。プラス1000円で個室食に出来たので頼みました。机の上にあるのが晩飯です。プラス2000円ですき焼き、3000円でアワビの姿焼が付くそうですが、今回はノーマルです。

IMG_2603

道中のコンビニで買った岩手のビール・ベアレンです。美味い!

IMG_2606

IMG_2607
これは朝飯。美味い。

IMG_2619

湯治部の建物の内部。旅館部は綺麗な建物だけど、こっちは古く質素な作り(湯治だから当たり前か)。

IMG_2614

最近はホテルやちゃんとした旅館でなく、こういうボロい(失礼)湯治宿にハマってます。ボロいと言ってもメチャメチャ有名な名湯宿ばかりなんですけどね。
IMG_2615

綺麗な部屋と食事を希望なら、隣接してる新館がおススメです


ちなみに夏に2泊した時の様子がこちら↓
54CBF507-18FB-4CE1-8FD5-84A99946C21D
桂の湯の内風呂です。DF1A507D-F6CC-4164-BDED-44CC234A3B24
桂の湯の露天風呂。2段になっており、ここは内風呂と続いてるところで...

8BBDFBF3-C30F-40F6-B0E3-FCAFC494AC48
ここはその下にある露天風呂です。板谷楓の葉がデカい。
F9AFF9FA-CA5D-4FCA-9331-68F17BBE2981
銀の湯。
F30B82D6-D234-47FD-8C5C-9A0191F025EB
白猿の湯。
DE985D4F-A79B-4098-AE21-F46BC3614A90
C7E43B65-706B-4561-BFE6-AE7F221DCB15
7C968B79-7D3C-4BCF-BEBE-8B94ACF1989A
白糸の湯。
CEB4AA11-72C0-4E2A-B69A-12169CB686E0
5531EDD9-ADDA-49EA-8DAE-2B03178D5465
湯の名の元になっている白糸の滝。
C09D7030-D923-4FFA-A600-A59651F937F2
1泊目の夕食。少し豪華にすき焼きを別注しました。
54E58CAD-5BDA-4842-86DE-1A572E43DF3E
C884BE06-9F4D-4BC6-8055-AB7F8B790468
2泊目の夕食。この日はノーマルで。
F1B5B5DF-E5E6-4FF5-BA9B-375F85C48605
朝食は両日共に同じでした。
72F12F4A-B19A-41E4-AFC4-53E4BA661E37



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

東鳴子温泉の高友旅館の自炊部に投宿しました。

この宿にある温泉は鳴子温泉郷唯一の鉄天然ラジウム泉である黒湯で有名。マツコの知らない世界など各種メディアに取り上げられた温泉宿です。

IMG_3040

IMG_2997

黒湯。含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉で低張性中性の高温泉。黒黄色した湯で油や醤油のような香りがし、湯温は高く、ぬるぬるサッパリした肌触り。

IMG_3024

IMG_3006
IMG_3013

湯の花が凄い。

IMG_3030
温泉成分が蓄積されて断層のようになってる。
IMG_3031
その隣にあるプール風呂。黒湯と違って硫黄分が無くカルシウムが含まれてる。高温泉との事だが水で微温めているようでもないのにぬるくて入りやすかった。

IMG_3026

カルシウムェ。

IMG_3010

ラムネ湯。ナトリウム炭酸水素塩泉で低張性中性の高温泉。基本、女性専用だが宿泊者限定で男性も入れる。湯船にラムネのような泡が浮いてるのが名前の由来。これも油や醤油のような香りがして、ぬるぬるした肌触り。少し熱めかも。

IMG_3019

IMG_3020
ひょうたん風呂。ナトリウム炭酸水素塩泉で低張性中性の高温泉。基本無色透明だけど少し薄黄色気味。ほんのり硫黄臭がするけどそんなに強くなく湯温も適温。
IMG_3023

これも湯の花が凄い。

IMG_3022
もみじ風呂。ナトリウムカルシウム炭酸水素塩泉で低張性中性の高温泉。

IMG_3015

では、風呂上がりのメシです。部屋に台所が付いてるのでフライパンを借りて牛タンとカルビを焼きました。鯉のあらいは、宿の近くにある鯉料理専門店・氏家鯉店に予約していたもの。右側の黄色いタレは鯉のあらいに付属しているオリジナルの酢味噌で、これが美味い。釜飯は前日に家で作ったノドグロ釜飯。ビールは宿の近所にある土産物屋で買った鳴子温泉ブルワリーの高原ラガーとゆきむすび。湯上りに飲むといっそう美味く感じる。

IMG_2998

IMG_3017
ちなみに泊まった自炊部屋。
IMG_3036


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

鳴子温泉の姥乃湯に行ってきた。

この温泉は源義経が奥州平泉へ逃れる道中に、子の亀若丸が生まれその産湯に使ったと言われる温泉。今回は自炊部に投宿し、温泉に入った後に家の近所のスーパーで買ってきた惣菜をアテに飲むことにした。

IMG_3088

IMG_3086

まずは亀若の湯。一見すると無色透明に見えるが、鉄分を含んでいるようで湯口の岩を触ると手に赤褐色の泥がつく。温度は低めでいつまでも入っていられる。

IMG_3082

啼子の湯。露天風呂。亀若の湯に似た感じだがそれよりも温度は高め。

IMG_3104

IMG_3106

こけしの湯。硫黄泉で白濁しており、湯を見ると細かい湯の花がたくさん舞ってる。温度は一番高め。他に義経の湯というのがあったが、入れ替えのため入れなかった。残念。

IMG_3110

部屋はこんな感じ。旅館部だともっと綺麗な部屋で食事付きらしいけど、湯治のひなびた感じが好きなんでこれでOK。石油ストーブは有料で借りた。

IMG_3089

部屋の外にはこんなパイプが通ってて、これは温泉の蒸気?を通して周辺を温めるという暖房装置らしい。正直、部屋の暖房能力については皆無なので別料金払って石油ストーブを借りるべき。

IMG_3107

では湯上りの晩酌を開始。酒は鳴子温泉に来る前にやくらいブルワリーに寄り道して買ったピルスナー、デュンケル、米ラガーと、近くの酒屋で買った鳴子温泉ブルワリーの高原ラガーの4本。アテは家の近所のスーパーで買った焼き鳥、鰻肝焼き、アンコウの煮こごり、生白魚の4品。

IMG_3092

IMG_3091
IMG_3094
IMG_3095



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

アジアンスタイルインペリアルピルスナーで原料に米を使った度数8%のピルスナーとのこと。色は濃い目の黄色でSRM5くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐとハチミツのような甘い香りがする。口に含むと、高いアルコール度によるまったり甘い風味を感じ、同時に甘さを中和するようにキレ感と、その裏で苦味とカンっとしたアルコール感を感じる。甘みは熟成させたモルト由来だろうが奥行きがあり、あとを引かないが、それが米が起因しているのかも。

ピルスナーだけど米を使ったインペリアルだから飲みごたえあって和食に合うかもと思い天麩羅で飲んでみた。白子の天麩羅を食べながら飲むと一瞬イチゴのような味がする。

IMG_3055


IMG_3054
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

色は黄金色でSRM6くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐとオレンジの香りをよく感じる。口に含むと、オレンジをメインにパインのようなフレーバーがし、微かにピーチやバナナのような甘みがする。松のような香りと柑橘の白皮の香りが鼻腔をぬける。カーボネーションの刺激や苦味はフレーバーの強さと同程度で、飲みごたえがあるのにスムースでドリンカブル。美味い。

IMG_3139



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

第一等品東北産ホップを加えて使ってるとのこと。色は黄金色でSRM5くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは良い。口に含むと、鼻腔にみずみずしいホップの香りがほのかに抜け、口内ではほどよいボディの中から、ホップのみずみずしいフレーバーと甘味とを爽快なキレ感とともに感じる。そしてそれらを同程度の強さでバランス良く感じる。とれたてホップ一番搾りのホップ感を落ち着かせた感じ。こちらの方が好み。美味い。

IMG_2959



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ