加賀温泉郷の山代温泉にある共同浴場古総湯に行ってきました。山代温泉は約1300年前に行基によって開湯されたと言われる北陸随一の歴史を持つ温泉で、明智光秀や北大路魯山人も愛した名湯。温泉は共同浴場の総湯があり、それを取り囲むように旅館が並んでいるので、その旅館街は『湯の曲輪』と言われています。
これが街の中心にある共同浴場の総湯です。最近になって明治時代初期の姿を再現して建て直され、名前も古総湯となったそうです。ステンドガラスの窓や九谷焼のタイルが貼られた浴場がとてもモダンです。

湯温は44度くらいでやや熱め。泉質はナトリウムカルシウム硫酸塩塩化物泉で低張性の弱アルカリ性とのこと。気持ちぬるっとしたサラサラした肌ざわりです。

明治時代の文明開化によって導入されたステンドグラスが日本の伝統文化である九谷焼の絵と巧くマッチしています。良き雰囲気。

気持ち良すぎてワイの文明が開化しそうです(なんじゃそら

ちなみにこちらも共同浴場の総湯。古総湯が観光客向けだとすると、こちらはガチンコの共同浴場でした。浴槽は2つあり、どちらもちょい熱めでした。こちらも良き!

近所には『あいうえお』から始まる五十音図の創始者の明覚聖人が住職をしていた温泉寺があります。あいうえおはここで生まれたのか!?すげえ。


北大路魯山人の寓居跡?時間がなかったんで入れなかった。残念。
