クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2021年09月

岩手県奥州市にある315ビールに行ってきました。

この醸造所は地元出身でサクラブルワリーや栃木マイクロブルワリーなどで修行された岩淵さんが20206月に開業しました。8月に初お披露し、現在までに8種類ほどをリリースしています。場所は高野長英や後藤新平などの出身地である旧水沢市の中心部、高野長英記念館から徒歩10分ほどのところにあります。

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315ビールの醸造所は今はバースペースが無く量り売りのテイクアウトのみとなっています。

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サマーマッドネス。ヘイジーIPA。色は橙色でSRM6くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐと、ニラやニンニクに似たホップの香りを感じる。口に含んでもアロマと同様なホッピーなフレーバー。ホップツァーリよりはニンニク臭く無いけど、なかなかに効いてる。というか、こっちがウエストコーストIPAじゃないのか?

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ゴールドブレス。ゴールデンエール。色は黄金色で透明度は高く泡立ち泡持ちはふつう。口に含むと、ゴールデンエールらしい柑橘の白皮のようなコクを感じるが、しっかりあるのに抑えめでゴールデンエールらしいクセが少なくドリンカブル。

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ウェルカムE IPA。ウエストコーストIPA。色は橙色でSRM6くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐとマンゴーやメロンの香りをメインにその裏でオレンジの香りを感じる。口に含むと、ジューシーな口当たりの中から、フルーツジュースのような甘くフルーティーでミルキーなフレーバーを感じる。その裏に苦味があるが、最初は少ないが次第に増してきてフィニッシュには全面に広がりメインになる。鼻腔に松のようなホップの香りがぬける。めちゃ美味い。

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アースタウト。コーヒースタウト。グラスに注ぐと、ミルクの甘い香りとコーヒーのスッとした香りとを感じる。口に含んでもアロマと同様にミルクコーヒーのような甘みとスッとした口当たりを感じる。しっかりした苦味はあるがミルクのまろやかさが中和して、かつドライ感もほのかにあるので苦々しく感じない。爽快でほんのり甘くまろやかで美味い。

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宮城県女川町にある、ガル屋に行ってきました。


この醸造所は、女川町出身の木村さんが20145月にバーを開業し、20216月に醸造免許を取得して出来た醸造所。場所は女川駅のまん前にある商店街チックなところにあり、駅から徒歩2分ほどと好立地にあります。

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木村さんは以前は高円寺ビール工房で醸造をしており、そのためか今の醸造設備等は麦酒工房方式です。また、アウトサイダーブルーイングなどで研修を受けたそうです。

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女川カスケード。美味い。自家醸造ビールは全てシングルホップで女川町にちなんだ名前を付けるとのこと。

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大原ギャラクシー。美味い。

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女川ペールエール。仙南シンケンファクトリーで作ったビールとのこと。口に含むと、かすかにバターのようなオイリーな口当たりだけどイイ感じのダイアセチルで美味い。
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詳細は忘れたけど、ガル屋はファーストサマーウイカがいたアイドルユニットの2代目メンバーの聖地になってるらしく、飲酒可能年齢のメンバーの等身大パネルがあった。
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偶然、女川町出身の中村雅俊がロケしてた。

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まずはグリーンルーム。セッションIPAとのこと。色は少しくすんだ黄色でSRM3くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは弱いのかも。口に含むと、爽快なキレを感じたと思ったらスッと引いて、ほんのり苦味を感じる。多分IBU自体は低いんだろうけど全体が軽いから苦味を引き立って感じるんだと思う。そしてほのかにライムのようなフルーティー差を感じる。美味い。

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モストヘイジーIPA。色は白濁した黄色でSRM34くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良いんだと思う。口に含むとピーチやパインを思わせるフルーティーさと松の風味とを同程度感じる(一緒に食べてる辛い肉料理の影響もあるかもだけど)しっかりとした苦味もあるけどマッタリ感もあるのでそんなに苦々しく感じない。美味い。鼻腔をかすかに抜ける松の風味が良い。
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キナコ。きな粉を使ったスタウト。口に含むと、まったり濃いチョコレートやあんこの甘みを感じたと思ったら、直後にきな粉の風味をフワッと感じる。この間に甘みを邪魔しないように裏からスッと感があり程よく軽やか。美味い。
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飲んだのは自家醸造品のリリースが待ち遠しいバツジブルーイング。もうすぐ飲めるらしいけど、その頃には仙台に居ないんだよな。本当にコロナめ、恨めしい。

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帰りに別の店で餃子をテイクアウト。
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仙台最後の夜でした。

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鳴子温泉郷の鳴子温泉にある共同浴場の滝の湯に行ってきました。
この温泉は隣にある鳴子温泉神社の御新湯として約千年の歴史がある温泉。泉質は含硫黄ナトリウムアルミニウムカルシウム鉄硫酸塩泉で低張性酸性高温泉とのこと。肌ざわりは少しヌルヌルでさっぱりしており、乳白したお湯と硫黄臭から卵湯といった感じです。浴場は男女別にあり、男湯には手前の大きな湯船と、隠れてて見えないけど奥に小さな湯船があります(女湯は知らん)大小どちらにも打たせ湯が付いてます(多分本当は打たせ湯じゃないと思うけど)写真撮影厳禁なのでじゃらんのHPから拝借。
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湯温は奥の小さい湯船の方がぬるく大きい方は熱いです。特に真冬に入った時は熱すぎて30秒も入ってられませんでしたが、夏に行くとちょい熱だけど普通に入れました。なので奥の小さい湯船は夏に入るといつまでも微睡みながら入れてかなり気持ちよかったです。この写真↓が小さい湯船です(写真はジョルダンから拝借)しかも入湯料が200円と激安なのです。この泉質でたった200円なんてありえない!1500円くらい取ってとも良いくらいです。
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これは2月くらいに行った時の写真。この時は万札しか無かったんで両替出来なくて入れず、入口で猫と遊んで泣く泣く帰ったんだよね。
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その後、5月くらいに再訪して、あまりの湯の良さに驚いて、それから暇があれば来るようになりました(だって200円だもん)今回が6回目の入湯かな?んでこれは8月始めくらいに行った時の写真。番台で猫が寝てました。
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おばあちゃん猫なのかな?
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宮城県にある作並温泉の鷹泉閣 岩松旅館に行ってきました。
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この宿は、岩松家が室町時代から一族だけで使用していた温泉を、江戸時代に一般利用をさせるために藩の許しを得て開いた老舗の温泉宿。当時から河原にある露天風呂が有名です。
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露天風呂は河原に沿ってあるので、ロビーから3階下にある河原まで降りていきます。この階段がなんとも風情があって良いですね。
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途中に休憩所が。冬には囲炉裏が設けられるみたい。
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なるほど。
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レトロ。ここから後100メートルくらい階段を降りていくと混浴露天風呂の入口があります。
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入口前に温泉分析書がありました。泉質はどの源泉もナトリウムカルシウム硫酸塩塩化物泉の低張性弱アルカリ性高温泉。色は無色透明です。源泉ごとに温度の違いはありますが、肌触りはいずれもスルスルしてるけど少しだけヌルッとした感じでした。
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ここが混浴露天風呂です。広瀬川に沿って約100mほどに4つの風呂があり、いずれもが別源泉の温泉になっています。写真撮影厳禁だったので、これから下の写真は全て宿のHPから拝借。
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まずは一番大きく、川に面して見晴らしの良い滝の湯。建物側に源泉が湧き出ている高温エリアがあり、こちらに近づくにつれ少しだけぬるくなっています。けど日光の影響でかそこそこ熱いです。この湯はなんと言っても眼前に広がる絶景が素晴らしい。秋には真っ赤に染まった紅葉が眼前に広がります。また、おススメなのが雨の日。山肌から川へ流れ出る雨水が滝となって小さな水墨画のような景色を見せてくれますし、マイナスイオンをたっぷり浴びられます。
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これは滝の湯の奥にあり、かつ出入口そばにある、しんの湯。一番温度がぬるめです。浴場への入口と更衣室の建物が見えますが、この造りが風情があって良いんですよ。また屋根の造りも風情があって良い。これらを眺めながら入るのに適した位置にあります。
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しんの湯の奥にある鷹の湯。江戸時代に仙台藩主が苦労して湯宿を開いた褒美に鷹の湯と名付けたそうです。
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一番奥にある河原の湯。ここが一番温度が高いです。
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男女別大浴場の不二の湯の男性のほう。湯温は少し高めで11月と8月とに行きましたがいづれも室内が湯気で曇ってました(笑) 眼前に紅葉なのか楓なのかわかりませんが浴場を囲むように並んでおり、秋の紅葉時には絶景を拝められます。
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残念なことに常時女性専用の半露天風呂。うーむ、良い雰囲気やないかい。時間帯別で男性も入れるようにしてほしい。
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鳴子温泉郷の中山平温泉にある琢秀に行ってきました。

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琢秀は約30年前に開業した高級温泉宿で、うなぎ湯やしんとろの湯と評される中山平温泉にあります。中山平温泉にあるので、その泉質はもちろんヌルヌルとろとろとした、しんとろの湯。しかも温泉は自家源泉で、そこから流される浴槽は8つもあります。
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まずは混浴大露天風呂と男女別内風呂がある長生の湯。内風呂は男女別であるけど、露天に出ると繋がってるという形式です。肌ざわりはめちゃめちゃヌルヌルで正にうなぎ湯。内湯は色は透明だけど少しトロミがあるというか濁った透明でした。そして露天風呂は透明だけど少し黄白がかった透明でした。良き!浴場の写真撮影は厳禁だったので浴場の写真撮影だけHPから拝借。
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お次は石橋の湯。縦2.5m3mほどの巨石をくりぬいた浴槽に温泉が注がれてるます。色は深めのエメラルドグリーンで、こちらもヌルヌルしてたけど大露天風呂よりは少し弱めかも。温度もさっきよりほんの少しぬるめでした。のんびり長く入っていられます。良き!IMG_4925
さて、少し離れたところにある露天風呂に行きますよ。こんな感じに歩いていきまして、、、
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行きまして、、、あ、源泉ですかね。
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鶴の湯と亀の湯の入口にある、ありがたい物体。ありがたや〜ありがたや〜。
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はい!最後に亀の湯です。白須5号源泉とのこと。松の木々を眺めながら入れて良かった!
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亀の湯の隣にある鶴の湯。女湯時間で入れなかった。鶴の湯には陶器風呂もあるみたい。こちらも白須5号源泉とのこと。こっち目当てで行ったのにな。残念!
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玄関前にも源泉が。良き湯っ子でした!
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ウンチク話は後に回して、まずはマルエフのテイスティングを。色は黄色〜黄金色でSRM5くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちはふつう。けどスーパードライや他の大手ビールと比べるとどちらも少し弱めな気がする。口に含んでスーパードライと比較すると、キレが弱く、そのため少しまろやかな口当たりでモルトの旨味をよく感じられる。けどキレによるドライ感はきちんとある。泡立ち泡持ちが少し弱めな理由はまろやかな口当たりとモルトの旨味を感じやすくさせるためだろう。そして度数が4.5と少し低いので(これが泡立ち泡持ちが弱い理由だろうけど)カーボネーションが比較的弱くてもスッキリ飲める様になってるんだと思う。次にキリンラガーと比べると、ラガー並みにコクは残しつつ直後に少しスッキリあっさりした感をえる。コクはしっかりあるけどラガーよりは弱いかも。本当はクラシックラガーと比べるべきだったんだろうけど、クラシックよりもラガーセンタリング戦略以降に修正された普通のラガーの方がコクと苦味が強く当時のラガーに近い気がするんじゃないかと思うのでこっちにしてみた。

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んじゃマルエフうんちく。戦後のビール業界はキリンの一強時代でアサヒは倒産の危機に陥っていた。それに立ち向かうため徹底的に市場調査した結果、アッサリしたビールが求められているという仮説にたどり着き開発したのがマルエフ。そしてさらにキレを強めたのがエフエックス、後のスーパードライである。ワシが初めてマルエフを意識して飲んだのは新橋のビアライゼ98。その時のブログがこれなんだけど、マッチ棒が浮くという泡が見事だった。
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色は明るい橙色でSRM67くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐとパインやレモンの香りと柑橘の白皮の香りとがパアッと広がる。口に含むと、アロマと同様なフレーバーだが柑橘の白皮感が前面に出てきて、奥でほんのり苦味を感じ、優しい口当たりのままスッと口内が爽快になる。スッと爽快になるときにはキレが強いときが多いけど、これは優しくスッとなる。

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ウエストコーストIPAとのこと。色は濃い目の黄金色〜橙色でSRM8前後。透明度は高く泡立ち泡待ちはふつうかも。グラスに注ぐと水飴の様な甘い香りとかすかにオレンジの香りがする。口に含むと、モルティーな甘みを感じつつもオレンジの様なフルーティーさをモルティーな甘みと同程度感じる。さらにそれと同程度の強さで、裏で柑橘の白皮の風味と苦味を感じる。

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遠野産ホップを使ったウエストコーストIPAとのこと。色は銅色でSRM9くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは普通。グラスに注ぐと少しモルティーな甘い香りを感じる。口に含むと、モルティーな中にもスッとした爽快感を感じ、クリーンな苦味がブワッときたかと思うとモルティーな甘みがすこし中和して長く残る感じ。

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