クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2022年06月

四万温泉の積善館に投宿しました。

この宿は1691年創業の老舗旅館で、大正ロマン漂う湯処・元禄の湯や、多くの建物が映画『千と千尋の神隠し』のモデルの一つになっているという噂で有名です。また建物の多くが国や県指定の重要文化財になっています。手前の赤い欄干の橋が慶雲橋で、奥に見える建物が前新。前新の下だけ色が違いますが、ここに元禄の湯があります。

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前新、廊下橋、向新。廊下橋は国の登録有形文化財とのこと。
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正面に見える建物が本館です。本館は創業当時のものを現役で使っているそうで、現役使用では最古の建物だそうです。では帳場でチェックインを済ませて温泉に行きましょう。
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帳場でチェックインを済ませるとスタンプ台紙をもらいました。各浴室と飲泉所前にスタンプが設置されており、スタンプラリーが出来る様になっているようです。そして、なんと!全て集めると、、、!特に何も無いようです。
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お待ちかねの温泉です。まずは有名な元禄の湯。これも国の登録有形文化財だそうです。
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浴室内は写真撮影厳禁なので宿のHPから拝借。5つの浴槽がありますが、全て同じ湯で湯温も同じでした。源泉は自噴しており、泉質はナトリウムカルシウム塩化物硫酸塩泉で、低張性の中性高温泉とのこと。無色透明で基本無臭ですが、よくよく嗅いでみると本当にかすかに卵臭がするかもです。湯温は41度ほどと適温で、長くのんびりと入っていられました。
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この写真の奥の壁側、窓の下に2つ扉がありますが、これは和式サウナで、中にタイル張りの椅子が一つあり、そこに座って温泉の蒸気で蒸されるという小部屋になっていました。
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次に本館の2階にある岩風呂に行ってみます。こちらも泉質は同様でしたが若干熱めでした。
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次に岩風呂のある本館から山荘の湯のある山荘へむかいます。すると途中に浪漫のトンネルというトンネルが。これは本館から山荘へ通づるトンネルですが、実はこのトンネルが千と千尋の神隠しで描かれた、現実世界から神の世界へ通づる道のモデルになったと噂されているトンネルです。言われてみれば似てますね。
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貸切風呂の山荘の湯。特段予約の必要はなく、浴室前にある『使用中』の札をかけて使用する仕組みです。浴槽は2つあり、奥が44度くらい、手前が42度くらいでした。ちなみに山荘は国の有形登録文化財になっているそうです。
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最後に杜の湯へ。山荘の奥にある佳松亭にあります。浴槽は内湯と露天風呂がありますが特筆すべきは露天風呂です。笹の生垣をベースに猩猩や山紅葉、多分ブナの林を眺めながら入れて癒し効果バツグンです。葉は見えなかったけど恐らく赤松らしい幹が奥に隠れていて、多分山紅葉の枝葉の上に枝を伸ばして文人のような樹勢をしてるんだと思います。
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湯上がりに杜の湯の前にある休憩スペースでのんびりと。
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温泉街が夕暮れに染まってきたので、一度写真を撮りに出ます。雰囲気ありますね。
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この後、もう一度元禄の湯に入りまして、風呂上がりに足湯でビールを。このビールは四万温泉ビールがOEMで作っている積善館オリジナルビールです。IMG_1117
さて、では夕食に行きましょうか。食事は朝夕共に食事処で各部屋の人が集まって食べることになっているのですが、今はコロナ対策のため弁当形式になっており、部屋まで待って行って良い事になっています。けど正直これを持って行くのは難しいので食事処で食べました。
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夜も深けてきたので、もう一度写真を撮りに出ます。これも雰囲気ありますね。
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締めにコイツを。

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そして翌朝、元禄の湯に入ったあと朝食を。
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いや、なかなかに良い温泉でした。





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群馬県にある四万温泉の共同浴場を巡ってきました。

四万温泉は奈良時代末〜平安時代初期に開湯された温泉で、四万の病を癒す霊泉という事から四万温泉と名付けられたそうです。また日本三大胃腸病の名湯としても有名だそうです。

四万温泉を勝手に大きく区切ると4つのエリアに分けられ、南に清流の湯、その北に上之湯、さらに北に河原の湯、そして1番奥に御夢想の湯があります(以前はダムの側にこしきの湯という共同浴場があったのですが今は廃業しているそうです。残念)。それぞれ少し距離がありますが、頑張れば歩いていける距離なので散歩がてら歩いて行ってみました。

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まずは河原の湯。名前の通り河原にあるんですが、外見がまるでトーチカのようで少しワクワクしました。自噴している温泉で、泉質はナトリウムカルシウム塩化物硫酸塩和泉で中性低張性高温泉。湯温はたぶん44度くらいでチョイ熱め。無色透明だけど少し金属のような香りがし、スルスルした肌触りでした。
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湯小屋の屋上は公園になっており、湯上がりに川風に当たって涼むことが出来ます。IMG_1015
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次に1番奥にある御夢想の湯へ向かいます。ダムのある山に向かっていくので登りになりますが、道中には名滝や飲泉所があるので車よりは徒歩の方が楽しみやすいでしょう。また外からの見学のみになりますが四万温泉ビールの醸造所もあります。
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ここが御夢想の湯です。碓井日向守貞光が見た夢のお告げで開かれたという、開湯伝説の1つになっている温泉です。
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泉質はカルシウムナトリウム硫酸塩泉で低張性のアルカリ性高温泉。自噴している源泉に加え、複数の源泉を混合しているそうです。湯温は約43度とチョイ熱め。無色透明でかすかに卵臭がしました。肌ざわりはスルスル、スベスベした感じでした。
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御夢想の湯の前にある薬師堂。真田幸村の兄・真田信幸が建立したもの。
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では上之湯にむかいます。帰りは下りなので楽チン。テレビでよく見た遊技場のある商店街を過ぎ、さらに河原の湯を過ぎて川沿いを歩くと、また商店街に入ります。すると飲泉所が。チョイ熱めの温泉を飲めました。
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上之湯への道を進めます。商店街を過ぎると再び川沿いを進みます。そして小橋を渡ると、今度は宿と住宅街のある地区に入ります。すると川の向こうに何やら露天風呂のようなものが。一体何なんでしょう?
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行ってみると足湯でした。川口川音の足湯というそうで、昔は川口湯という露天風呂があったそうです。
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さて、さっきの道に戻りまして先を進めます。すると直後にありました。これが上之湯です。浴槽は2つあり、それぞれで微妙に温度が違いますがどちらもチョイ熱め。源泉は近くの塩の湯というもので、泉質はナトリウムカルシウム硫酸塩素塩酸で、無色透明です。
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さて、では湯上がりにビールです。実は徒歩1分の所にあるコンビニ『わしの屋』で四万温泉ビールを飲めるのです。御夢想の湯への道中で見た醸造所を経営しているのが、このわしの屋さんなのです。うん、美味い!
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山形県側の蔵王温泉にある共同浴場を巡ってきました。

蔵王温泉は西暦110年に発見されたという、とても歴史ある温泉で、昭和25年までは発見者である吉備多賀由の名に因んで高湯(多賀由)温泉と呼ばれていたそうです。泉質は日本有数の強酸性硫黄泉で解毒作用が高く、また肌を白くする効能がある事から『姫の湯』という異名の謂れにもなっているそうです。

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蔵王温泉には上湯、下湯、川原湯という3つの共同浴場があります。場所は温泉街の1番奥に温泉神社があるのですが、その麓に上湯、少し下った所に下湯、上湯と下湯の間くらいの隣の通りに隠れるように川原湯があります。
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まずは上湯。昔は大湯と呼ばれ蔵王温泉の中核施設だったようです。自噴している温泉で、湯温は約44度で、パッと見るとかすかにブルーグリーンがかった白濁した湯に見えますが実際は無色透明で、浴槽に沈殿&浮遊している白い湯の花の影響でそう見えるみたいです。香りはほんのり卵臭がしますが、湯上がりの体からは結構強く卵臭がしました。

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次に下湯。3つの源泉の混合泉とのことで、どうも酸性度が高いのか何なのか肌が少しピリピリしました。少し上湯より湯温が高かったかも。上湯同様にパッと見は白濁してますが、無色透明で、少し卵臭のするお湯でした。
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最後に川原湯。なんか目立たない所にあります。こちらも自家源泉で他の共同浴場よりも透明度が高くて湯温も高く、なのに長く入っていられます。もしかして湯の花の噴出が少ないから湯温を高く感じても長く入っていられるのかな?肌ざわりはパリッとした感じで湯上がりが爽やかでした。3つある共同浴場の中で1番好きかも。IMG_1303
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せっかくなので、蔵王温泉にゆかりの深い斎藤茂吉の碑を幾つか。温泉街の要所要所にあります。
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神社の鳥居の隣にある斎藤茂吉公園。IMG_1283
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宮城県にある遠刈田温泉の共同浴場を巡ってきました。

遠刈田温泉は約400年前に開湯された温泉で、以前は3つの共同浴場があったけど、近年になり別に2つの浴場(神の湯、壽の湯)が出来ています。また三大こけし産地の一つとして有名とのこと。温泉好きでこけし好きなたんぽぽの川村さんにゲキ受けしそうな温泉街ですね。

まずは神の湯。浴槽が2つあり、それぞれ42度前後、44度前後と説明書きが掲示されてるけど、実際はプラス2度くらいあると思う熱さでした。源泉は自噴しており、泉質はナトリウムカルシウム硫酸塩塩化物泉。色は薄めの黄土色で、スルスル、パリッとした肌触りでした。

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次に壽の湯、、、に来たのですが、残念!休みでした!
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せっかく遠刈田温泉に来たので、若人に人気らしいプリンを買って食べました。たしかに美味い。
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群馬県の沢渡温泉の共同浴場に行ってきました。仙台に住んでた民としては鳴子温泉郷の沢渡温泉を思い浮かべるのですが、あそこに負けず劣らずの良い温泉で大満足でした。

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浴槽は2つあり手前が42度くらいで奥が45度くらいとそこそこ熱かったです。源泉は自噴しており、泉質はナトリウムカルシウム硫酸塩塩化物泉。ツルスベピタッ!って感じの肌ざわりで、無色透明ですが浴槽内には多くの湯の花が舞っていました。
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スッと行ってパッと帰るのに良さげ。四万温泉郷の沢渡温泉といえば、まるほん旅館や龍鳴館などが有名ですが(というか全て徒歩30秒圏内なのにビックリした!)この共同浴場もかなりオススメですね。
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北茨城にある五浦温泉の大観荘に行ってきました。

この宿は、岡倉天心が愛した海に面している露天風呂で有名。また宿の側には岡倉天心の邸宅跡と墓、菱田春草の邸宅跡、横山大観達の研修所跡があり、美術に興味のある方にとっては聖地になる地にあります。

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敷地側にある菱田春草の邸宅跡碑。
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その側にある岡倉天心の墓。
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さらにその側にある岡倉天心の邸宅跡。ちなみに宿からここまでの時間は徒歩約3分、小走りだと1分ほどです。それでは温泉に行きましょう。
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温泉は貸切風呂2つの他、内湯1つと露天風呂2つが男女別であります。まずは貸切風呂へ。貸切風呂は椿の湯、浜菊の湯の2つがあり、今回は椿の湯を貸りました。泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉で、高張性で弱アルカリ性の高温泉とのこと。湯温は42度くらいの適温で、無色透明無臭でいつまでも入っていられる湯でした。椿の湯と銘打っていますが時期が外れてるのか椿は見えず、代わりに藤の花らしき花びらの残骸が残っていました。IMG_0662
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次に大浴場へ。写真撮影厳禁だったので写真は宿のHPから拝借。大浴場は内湯と露天があり、露天は2カ所の湯船があります。特筆すべきは露天風呂から拝める太平洋の眺望です。雄大な太平洋を眼前に、そして左には磐城の街が拝めます。肌ざわりはツルツルスベスベしており、少し黄土色したお湯でした。露天のため天気が良かったせいか結構熱かったですが、日傘の下だとのんびり過ごせました。良き!IMG_1329
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大浴場の隣にあるお休み所から太平洋を。磐城小名浜の町が見えます。
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地元産のフルーツ牛乳が美味い!IMG_0684








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ハチミツとオーツ麦とクリームを使ってDDHしたIPAとのこと。色は乳白した橙色でSRM5くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは弱め。口に含むと、まったり甘い口当たりの中からドライな口当たりが現れ、甘みの奥に強い苦味を感じ、さらに奥にほんのり森の香りがする。

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色は濃いめの黄金色でSRM67くらい。透明度は高いがやや曇ってるかも。泡立ち泡持ちはとても良い。グラスに注ぐとソラチの甘く柑橘にも似ているフラワリーなアロマをパァッと感じる。口に含んでもアロマ同様なフレーバーだが、アロマ以上に強くフレーバーを感じる。口当たりは少しトロッとしておりオイリー。ファーストはキレ良く、ミディアムでオイリーになるがフィニッシュで再度キレ上がり苦味を残し、華やかで爽快な印象で終わる。美味い。

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恐らく色が薄めのドゥンケル。色は銅色でSRM9くらい。透明度はあるがやや低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐとラムネ菓子に似た甘く爽快な香りがする。口に含むと、ローストバーレイの甘香ばしさと、その中に苦味を感じる。直後にスッとした酸味が現れ、フィニッシュまで苦味が続く。美味い。

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IPA。色は薄い橙色でSRM5くらい。透明度はやや低く泡立ち泡持ちは良さげ。グラスに注ぐと柑橘の白皮のアロマ。口に含むと、グレープフルーツ、松、オレンジ、チェリーの順に強くフレーバーを感じ、この間に苦渋みを裏で感じる。液温が上がってくるとチェリー味が強くなる。鼻腔に柑橘の白皮の香りがぬける。美味い。

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