ヴュルスブルガーのシュバルツ。

この醸造所は、1643年にフランケン地方のヴュルスブルグに、ヨハンフィリッポ・フォン・ショーンボーンという高僧が建てた。この地は昔からフランケンワインの集積地であったためビールが無く、そのため街の人々はビールを珍しがって好評を博した。1990年代には経営の大規模化に乗り出し、ロイヤルブルワリー、ワーナーブラウ、現在はタスカーと呼ばれているローハーなどを買収するが、2005年にクルムバッハの傘下になった。

さて、今回飲んだのはシュバルツ。
口に含むと、ローストバーレイの香ばしい味が漂うとともに、奥のほうでアルコールとカーボネーションによるキレを感じる。同時に程よいコクと苦みを感じるが、先ほどのキレ感との相乗効果でスッキリした後口に仕上がっている。