山形県の天童市にある、天童ブルワリーに行ってきました。


この醸造所は1953年創業の温泉旅館・一楽荘が『桜桃の花 湯坊いちらく』内に設立したブルワリー。社長自らが直接ベルギーで研修を受け19996月に醸造開始し、作るビールは研修先のベルギーらしくチェリーを使ったビールなどを作っています。場所は天童温泉街の真ん中にあります。

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右がミスターアソバドライという、そばを使ったピルスナー。色は黄金色でSRM6くらい。透明度は高く泡立ち泡持ちは良くて泡がモチモチで糖度高めなのが分かる。香りをかぐとモルティーな香りがする。口に含むと、そばに由来するだろう独特な苦味が良い感じで、最後までほのかに残る。カーボネーションの刺激も程良く、ドライでありつつボディもほど良くある。昔、どこかで蕎麦を原料に使ったビールを飲んだけど、ここのもだけど蕎麦は良い感じに苦味を作るね。苦味を付けたいけどボディがありつつ飲みやすくしたい時に使うのに良いのかも。知らんけど。正直、あまり聞かないビールだから期待薄、だけど業歴長いから少し期待してたけど、期待以上に美味かった。そりゃ母体が旅館としっかりしてると言えども長年経営出来るはずですわ。美味い。

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上の写真の左側が桜花の花というフルーツビール。サクランボとフランボワーズを使ったビールとのこと。色は濃い目の銅色でSRM15くらい?暗い場所だから分からん。透明度は低く泡立ち泡持ちはふつうかも。香りをかぐとブルーベリーのような(サクランボとフランボワーズだけど)甘くフルーティーな香りがする。口に含むと、アロマと同様なフルーティーなフレーバーで、目立たず、だけどしっかりとした酸味と甘みとをカーボネーションの刺激と一緒に感じる。上品にまとまった仕上がり。美味い。ここのビール、あまり有名じゃないかもだけど結構レベル高いぞ。ちなみに旅館のフロント前にあるバー?で飲める。
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運良く蕎麦のサービスを受けられた。満足満足。
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ちなみに天童は三月のライオンの聖地とのことで、至る所に絵がありました。

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また、将棋の聖地でもあるそうで、将棋にちなんだものが街中にあふれていました。
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