山形県天童市にある、ブリューラボ108に行って来ました。


この醸造所は山形市内の外資系企業に勤める加藤さんが副業として開業。201912月に醸造免許を取得し20202月に販売開始しました。名前の108はトウハチと読み、これは加藤さんと縁のある居酒屋藤八と、人間の煩悩と同じ108種類のビールを作るという思いから名付けたそうです。場所は天童タワーという観光施設の中にあります。

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ちなみにここでは以前、天童将棋のさと、天童果実むら、というビールが作られており、108はその設備の一部を借りて醸造しているそうです。

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加藤さんは近くにある天童ブルワリーや月山地ビールで修行をしたそうです。前職ではプラントエンジニアをされていたそうなので醸造設備の扱いは慣れたものでしょう。

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フラッグシップビールのデーツ。色は濃い目の橙色でSRM8前後かな。透明度は低く泡立ち泡持ちは意外と良さげ。何かの木な実(デーツなんだろうけど)のフルーティーな香りがする。口に含むと、たしかに独特なほんのりフルーティーで甘い風味がするけど、どこかの地ビールメーカーが作る甘めのアルトに似た味もする。ボディと甘み苦みやフルーティー感とがバランスよくまとまりがあって美味い。

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もも。色は濃い目の黄色でSRM45くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちはメッチャ良い。口に含むと、たしかに桃の甘酸っぱい風味がほんのりする。甘さやフルーティー感はあるが強くなく、スッキリかつちょい苦味を感じて飲みやすい。ちなみにグラスは天童将棋のさと時代のグラス。

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土佐文旦サンサン。土佐文旦を使った期間限定のフルーツエール。色はくすんだ黄金色でSRM5くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良さげ。グラスに注ぐと土佐文旦の香りをしっかりと感じる。口に含むと、小麦由来の柔らかな口当たりの中で、文旦特有のあの苦味とフルーティーなフレーバーを感じる。美味い!おススメ!

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モガミベニバナ。紅花を使ったビール。サブタイのルリ子マイラブが気になる。色はくすんだ濃いめの橙色でSRM7前後かな。透明度はやや低く泡立ち泡持ちは弱め。グラスに注ぐと、紅花由来だろうほんのりオイリーで少し薔薇に似たフラワリーな香りがする。口に含むと、紅花由来だろう独特なフレーバーで、ローズヒップや酸味の無いハイビスカスのようなフレーバー。後口はさっぱりで飲みやすい。

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ちなみに天童の街中に幕末大好きという居酒屋があった。入ってみると土佐の英雄たちが。

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岡田以蔵さらだが気になるが頼みそびれた。

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